2025年5月22日、東映株式会社とチョウシ・チアーズ株式会社の初のコラボレーションで生まれたクラフトビール「東映荒波IPA(TOEI ARANAMI IPA)」の販売が開始されます。この新作ビールは、65年もの間愛されてきた丸の内TOEIの閉館プロジェクト「さよなら 丸の内TOEI」を記念して企画されたものです。
「東映荒波IPA」は、その名の通り、東映映画のオープニングに映し出される「荒磯に波」の風景にインスパイアされています。実は、この映像が撮影された地は千葉県の銚子市であり、この地域にある銚子ビールとのコラボが実現しました。缶のデザインには、映画のオープニングの画像が大胆に採用されており、クラフトビールの世界に映画の華やかさを持ち込む一品となっています。
ビールのスタイルはIPA(インディアペールエール)で、豊かなホップの香りが楽しめます。飲むとその味わいはまさに映画のワンシーンを思い起こさせるかのように、力強いホップの風味が広がります。「荒磯に波」を連想させる迫力ある味わいは、オープニング映像の荒々しい波と岩山のイメージにぴったり合っています。
商品概要は以下の通りです。ABV(アルコール度数)は6.00%、IBU(国際苦味単位)は52と、イタリアのIPAに負けない自信のある味わいに仕上がっています。330mlの缶で提供されるこのビールは、丸の内TOEIで開栓して楽しむスタイルとなっており、映画館の閉館を見届ける特別な体験ができます。
「さよなら 丸の内TOEI」は1960年、銀座にオープンした映画館で、東映本社のある東映会館の再開発に伴い2025年に閉館されます。この劇場は、映画を楽しむ場を提供するだけでなく、銀座地区や映画業界全体の波に寄与してきました。東映は、丸の内TOEIの閉館に向けて全社を挙げたプロジェクトを展開し、訪れる全ての人々への感謝と、「映画館で映画を見る」ことの意義を再確認する機会として、80日間にわたる特集上映やイベントを開催します。
さらに、銚子ビールは地域に密着し、その土地の素材を活かしたビールづくりを行なっています。銚子の特徴ある風味を生かした「銚子エール」や「SABACAN」などもあり、地域振興への思いを込めた飲み物を提供しています。これにより、銚子市がサステナブルな街づくりを進める手助けもしており、特別なクラフトビールによって地域の魅力を引き立てています。
「東映荒波IPA」は、映画ファンはもちろんのこと、クラフトビールを愛する全ての方々にとっても特別な一本となるでしょう。映画の味わいと共に、その背後にある物語を楽しむことができる新たな体験として、ぜひお試しいただきたい一品です。今後の販売開始日を見逃さないように、ぜひ丸の内TOEIへ足を運んでみてください。