四兄弟が描く母と父の愛憎劇『石原家の兄弟』がついに発売！

四兄弟が描く家族の歴史

本日、10月16日、新潮社から『石原家の兄弟』が発売されます。この作品は、俳優・気象予報士の石原良純をはじめ、長男のジャーナリスト石原伸晃、衆議院議員の石原宏高、画家の石原延啓の四兄弟が、母・典子に寄せる想いや、父・慎太郎との絆を語り継いだエッセイ集です。

特別な日々を振り返る

この本では、四者四様の視点から家族にまつわる11のテーマが描かれています。兄弟たちの年齢差は9歳あり、それぞれが異なる人生経験を持っているため、同じテーマでも全く違った風景が広がります。特に、母・典子について書かれた章は、感情豊かで多くの読者に共感を呼ぶことでしょう。いかに彼女が石原家を支えてきたのか、子供たちの視点から語られます。

それだけでなく、父・慎太郎との思い出も多彩に描かれています。厳しさと愛情を持つ父の存在感を、兄弟はそれぞれの言葉で表現しています。例えば、長男の伸晃は、父の「隕石のように孤独な宇宙人」という言葉を使い、父の独特な哲学を表現しています。

家族の絆を深めるエピソード

本作には、兄弟全員が知らなかったような家族のエピソードも豊富に盛り込まれています。強烈な個性を持つ父に支えられた母の思い出は、家族愛の重要性を再確認させてくれます。特に両親の老いと死に向かう道のりでは、兄弟の絆がより一層強まったことが感じられ、涙なしには読み進められない部分もあります。

また、家族行事や沖縄旅行、さらにはお正月を共に過ごした思い出も紹介されており、日常の中で見る家族のあり方が切り取られています。このようなエピソードは、読者に温かさを与え、家族の重要性を感じさせてくれます。

コメントも寄せられた注目作

発売に際し、高嶋ちさ子さんと長嶋一茂さんからもコメントをいただきました。高嶋さんは「理想的な家族で、何度も感動させられた」と述べ、長嶋さんは「未来へのノスタルジーが思い出を永遠にする」と語っています。彼らのコメントも、作品の深い感動を裏付けています。

このように、四兄弟の視点から描かれた家族の物語は、笑いと涙に満ち、読者に多くの気づきを与えてくれるでしょう。全288ページのこのエッセイ集は、1980円（税込）でお求めいただけます。