川崎の新たな福祉製品、認証されたぬくもり猫型玩具の魅力
3月4日、川崎市で開催された授賞式で、イワヤ株式会社とトレンドマスター株式会社が共同開発した猫型コミュニケーションペット『なごみケーションにゃんこぬくもり』が、令和6年度かわさき基準(KIS)認証を受けました。この認証は、川崎市が提唱する“自立支援”を基盤にした福祉製品の取り組みの一環です。今回の認証を受けた製品の中で、全6製品の一つとして選ばれたことは、今後の福祉製品の展望にも大きな影響を与えることでしょう。
かわさき基準(KIS)とは?
かわさき基準(KIS)は、革新的な製品を認証することで、人々の自立を支援し、豊かなライフスタイルやワークスタイルを促進することを目的とした基準です。過去16年間で295製品が認証されており、地域の貢献と共に、新たな産業の創造に向けた取り組みが注目されています。『なごみケーションにゃんこぬくもり』は、そんな基準に沿った製品として、福祉の現場での期待が寄せられています。
ぬくもり猫型の特徴
『なごみケーションにゃんこぬくもり』は、かわいい外見だけでなく、実用性も備えています。500種類以上の言葉を話し、一人暮らしの孤独を軽減する要素として注目されています。利用者が猫に話しかけることで、コミュニケーションが生まれ、心の安らぎを得ることができるのです。鳴き声や会話の音量は調節可能で、特に耳が遠い方にも配慮されています。
また、静電センサーを搭載しており、軽いタッチでも反応し、背中を撫でるとまるで生きているかのような鼓動を感じることができます。このメカニズムは、利用者に安心感を与え、心を穏やかにする効果を発揮しています。さらに、猫らしいポーズを楽しむために手足や尾も自由に曲げられるデザインとなっており、多様な楽しみ方が可能です。
環境と安全に配慮した設計
環境への影響を考え、アルカリ乾電池のほか、充電池にも対応した設計となっており、使いやすさも兼ね備えています。安全面にも配慮し、ST基準に適合するよう設計されているため、安心して使用することができます。個人でも手頃な価格で入手できるため、多くの方に楽しんでもらえるでしょう。
100年の歴史を未来へ
イワヤ株式会社は、大正12年から100年以上にわたって、電動玩具やコミュニケーションペットの開発を行ってきました。『なごみケーションにゃんこぬくもり』は、25周年を迎えたコミュニケーションペットシリーズの21作目として、新たな価値を提供し続けています。日本の玩具業界における確固たる地位を築くイワヤの挑戦は、今後もますます進化していくことでしょう。
このような新しい福祉製品は、今後の市場において大きな役割を果たし、人々の生活を豊かにする可能性を秘めています。『なごみケーションにゃんこぬくもり』の革新を通じて、さらに多くの人々が笑顔になれる社会を目指して、さらなる発展を期待したいものです。