高校生が主役!『高校生ごみパトロール隊』生配信がスタート
一般社団法人福丼県プロジェクトは、5月28日(水)に新たなYouTube番組「高校生ごみパトロール隊#1」の生配信を行いました。このプロジェクトは、福井県内の高校生が主体となり、海洋ごみ問題への関心を高めるための取り組みです。
プロジェクトの背景と目的
この「高校生ごみパトロール隊」は、福井県の高校生たちが協力し、実際にごみ拾いを行い、その取り組みや意識を広く発信することを目的としています。これまで多くの高校生は、海洋ごみ問題に対して個々に意識を持っていましたが、その活動は散発的であり、持続的かつ効果的な取り組みを実現するのが課題でした。
そこで、本プロジェクトでは高校生が主役となり、連携を深めながらごみ拾い活動を行い、その様子をSNSやYouTubeでシェアする形で、新しい形のコンテンツを展開します。活動の報告は「今日のごみ拾い」として、毎月1回、30分間の特別番組としてYouTubeで生配信されます。これにより、参加者全員が主体的に問題に取り組むことができる環境を目指しています。
番組の詳細と活動の様子
「高校生ごみパトロール隊#1」は、福井テレビ大スタジオ及びYouTubeで行われ、福井商業高校のJRC部を含む多くの高校生が参加しました。また、福井県立大学の黒田悠生氏や一般社団法人福丼県プロジェクトの野坂昌之氏も協力しています。
番組内では、昨年12月に三国サンセットビーチで行ったごみ拾いの様子が紹介され、50メートル四方のエリアでも大量のごみが見つかったとのこと。特にペットボトルが多く見られ、他にも漁具などの重いごみが多かったことが報告されました。
また、参加した高校生は「マジックハンド」という道具を使い、手が届きにくいごみを簡単に拾える方法を紹介しました。これにより、小さなお子さんにも使いやすい道具を利用して、積極的にごみ拾いに参加できる工夫がされています。
海洋ごみから生まれたギター
番組の中では、海洋ごみから作られた「ギター」についても触れられました。昨年開催された「ふくい海洋ごみアクション選手権」でグランプリを受賞したこのギターは、参加者に「ごみから楽器が生まれるという発想が新鮮でした」と評価され、楽しく海洋ごみ問題を広めるためのさらなる活動へつながる可能性を秘めています。
参加者からの声
イベント参加者たちからは多くの意見が寄せられ、「福井だけでなく全国でごみ拾いが広まってほしい」との声や、「ペットボトルを減らすための活動を拡充したい」といった具体的な意見が届きました。また、「ごみ拾いをすることで心がきれいになるという体験を多くの人で共有したい」という想いも語られました。
まとめ
このように、「高校生ごみパトロール隊」は、ただのごみ拾いを超え、全国規模で意識を高めるための具現化された活動であることが感じられました。今後の活動がどのように展開されるか、大いに期待されます。
団体について
一般社団法人福丼県プロジェクトは、福井県内の店舗でプラスチックフリーを推進するなど、環境に優しい取り組みを展開しています。このような活動を通じて、海洋ごみの問題を全国へ広めていくためのモデルケースを作りたいと考えています。
詳しくは、
福丼県プロジェクトの公式サイトをご覧ください。