上妻宏光が25周年を祝し開催される国内ツアーと新アルバム情報

上妻宏光、25周年記念ツアーが開幕

三味線奏者の上妻宏光が、自身のソロ活動25周年を祝うツアー「生一丁！Tour 2025-2026」を始動しました。その初日公演は、米ニューヨークのSymphony Space Leonard Nimoy Thalia Theatreで行われ、満員の観客から大きな賞賛を浴びました。今ツアーは日本の伝統音楽だけでなく、さまざまなジャンルを融合させた新たな音楽表現が特徴です。

NY公演と伝統芸能の共演

ツアーのスタートにあたり、上妻宏光は前日、カーネギーホールで行われた「An Evening of Traditional Japanese Arts」にも登場。このイベントでは、日本の伝統芸能を担う仲間たちとパフォーマンスを行い、国際的な舞台での存在感を再確認しました。共演者には中村隼人や三響會の面々が名を連ねており、観客を魅了しました。

ツアー中の多彩なパフォーマンス

「生一丁！」公演では、三味線の“生音”を中心としたプログラムが用意されており、伝統的な曲から現代的なアレンジまで多岐にわたる演奏が披露されました。特に注目すべきは、現地のチェロ奏者との共演と、息子で同じく三味線奏者の上妻光輝の出演です。これにより、会場はまさにスタンディングオベーションの渦に包まれました。上妻宏光の25年にわたるキャリアと更なる進化を示す感動的なステージとなりました。

新アルバム『繋 -TSUNAGU-』リリース

このツアーに伴い、上妻宏光の新しいアルバム『繋 -TSUNAGU-』が11月26日にリリースされます。このアルバムには、韓国の注目作曲家チョン・ジェイルによる新曲「YUGEN」をはじめ、林英哲、宮田大、浅野祥、LEOといったアーティストたちとの共演曲が収録されています。このアルバムは、伝統の枠を超えた斬新な音楽的試みが満載で、各アーティストとのコラボレーションが作品の魅力をさらに高めています。また、配信版には空間オーディオが施されており、リスナーは細部まで臨場感ある音を体感できるでしょう。

国内ツアーのスケジュールとグッズ販売

本日から国内ツアーが始まる宮城・中新田バッハホール公演を皮切りに、2026年3月まで全14公演が予定されています。特に、次世代奏者である浅野祥がゲストとして出演する点も見どころです。このツアーでは、記念の手ぬぐいや「生一丁！Tシャツ」といった会場限定のグッズ販売も行われ、ファンにはたまらない機会となるでしょう。詳細は上妻宏光の公式サイトで確認できます。