Z世代と「ぬい活」
2025-02-25 14:48:38

Z世代の「ぬい活」調査が明らかにする新たなトレンド

Z世代の「ぬい活」調査が明らかにする新たなトレンド



株式会社SHIBUYA109エンタテイメントの若者マーケティング機関『SHIBUYA109 lab.』は、15から24歳の女性507名を対象に「Z世代のぬい活に関する実態調査」を実施しました。この調査では、特に若者の間で広がる「ぬい活」と呼ばれる文化が浮き彫りになっています。

ぬい活とは?


「ぬい活」という言葉は、ぬいぐるみ活動を指し、主に推し活やファッションに関わる楽しみ方を示しています。このトレンドは2017年頃から徐々に広がり、2025年には多くの若者に知られる言葉となっています。調査結果では、約80%のZ世代がぬい活を経験しており、その楽しみ方のスタイルに多様性があることが分かります。

実際、最も多くの人が経験している楽しみ方は「バッグにつける」ことで、次いで「日常的に持ち歩く」や「写真撮影をする」といった行動も見受けられます。こうした活動は、ファッションへの意識の高まりと共に、若者文化の新たな表現の一部として根付いているようです。

お出かけに「ぬい」を連れていく文化



調査によると、Z世代は「ぬい」をお出かけに連れて行くことで、楽しみを共有しています。SHIBUYA109 lab.の所長によれば、この文化には二つの主要な楽しみ方があると説明しています。一つは、推しの公式ぬいやキャラクターぬいを用いて、自分の推し活を楽しむ形。もう一つは、ファッションの一部としてぬいを取り入れ、装飾的な役割を果たすスタイルです。

また、ぬいの種類は「推しぬい」「キャラぬい」「名前のないぬい」の3つに分類されることが確認され、特にバッグに取り付けられたぬいぐるみの存在感が際立っています。「ぬい」を連れて行く際には、特に「場所との相性」や「洋服との相性」が重要視されており、Z世代の間でファッション性が重要であることが伺えます。

このような背景から、企業も「ぬい活」を活かしたプロモーションや体験を設計することが求められるようになってきました。場所やシチュエーションを考慮しながら、ぬいを楽しむことで、若者たちの交流が生まれることでしょう。

Z世代にとっての「ぬい」の意味



では、「ぬい」はZ世代にとってどういう存在なのでしょうか。多くの若者は「ぬいを持つことでお守りのような感覚を得ている」と回答しており、約半数が「ぬい」は癒しをもたらす存在だと感じています。この「ぬい」は、単なる可愛いアイテムではなく、自己表現の一形態となっており、他者とのコミュニケーションのきっかけにもなっています。

実際、写真を撮影する際に「ぬい」を登場させることで、自己表現をさりげなく行うスタイルがトレンドとして注目を浴びており、Z世代は「推し」の存在を声高に訴えるのではなく、ぬいを介して伝えることに満足しているようです。

SHIBUYA109 lab.の所長は、Z世代のコミュニケーションにおいて「さりげなさ」が大切であると述べています。ぬいが自分の好きを表現しながら、他者との距離感を保つためのコミュニケーションツールとしてはまさにピッタリな存在なのです。こうして「ぬい」はより多くの人々の心をつかむ存在になっています。

まとめ



Z世代における「ぬい活」は、単なるトレンドではなく、彼らの生活様式や価値観を映し出す重要な要素であることが分かりました。この動向は今後も vidareで広がり新たな文化を形成する可能性を秘めています。SHIBUYA109 lab.の取組みは、こうしたZ世代の実態を探求し、彼女たちの「今」をより深く理解する手助けとなります。私たちもこの動きに注目し、新たなトレンドとしての「ぬい活」に参加したくなることでしょう。


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