シプリアン・カツァリス、初来日40周年の特別公演を大阪で開催

シプリアン・カツァリス来日40周年記念公演

2025年10月21日、ピアノ界の巨匠シプリアン・カツァリスが40周年を迎え、『シプリアン・カツァリスピアノリサイタル〜来日40周年ショパン＆リストプログラム〜』を大阪音楽大学ザ・カレッジ・オペラハウスで開催します。このコンサートは、彼の円熟した技巧を堪能する絶好の機会です。

イベントの概要

シプリアン・カツァリスは、フランス出身のピアニストで、1985年の初来日以降、日本の音楽シーンで多くのファンに愛されてきました。「鍵盤の魔術師」として知られる彼が手掛けるプログラムには、ショパンとリストそれぞれの名曲が用意されています。特に注目されるのは、ショパンの生演奏では初めて聴けるマズルカの数々や、誰もが憧れる「英雄ポロネーズ」です。

第一部：ショパン

第一部では、枝分かれするように深い感情が描かれたショパンの作品が演奏されます。具体的には以下の曲を予定しています。

- ラルゴ変ホ長調
- マズルカ Op.33, Op.64, Op.67
- ポロネーズイ長調「軍隊」 Op.40-1
- ポロネーズ変イ長調「英雄」 Op.53

これらの作品は、ショパンが持つ抒情性とリズムの魅力を存分に楽しむことができます。

第二部：リスト

続く第二部では、リストの『ピアノとオーケストラのためのハンガリー幻想曲 S123』が演奏され、彼本来の豪快な演奏スタイルが煌めきます。この曲は、哀愁漂うテーマが奏でられ、ピアノとオーケストラのダイナミックな掛け合いが特長で、聴く者を一瞬で魅了するでしょう。カツァリスが一台のピアノで如何にして天才的な技巧を駆使し、音楽の魔法を体現するのか、その瞬間をお見逃しなく！

チケットについて

チケットは2025年6月13日（金）の10:00から、カンフェティにて販売を開始します。
チケット料金
一般：5,000円
学生：3,000円
こちらの公演は全席指定となっており、4歳以上のお子様からご入場いただけます。

カツァリスのプロフィール

シプリアン・カツァリスは1951年にマルセイユで生まれ、4歳からピアノを学び始めました。その後、パリ音楽院で音楽を学び、1970年代から国際的にキャリアをスタートさせます。彼は、様々なオーケストラとの共演を通じて、数多くの賞を受賞し、録音プロデュースでも成功を収めています。特に、自身のレーベル「PIANO21」における作品は、高い評価を得ており、音楽教育にも貢献しています。

彼は1997年に「ユネスコ平和芸術家」に任命され、その後も数多くの国際的な舞台での演奏を行っています。毎年、数々の公演を通じて、音楽の楽しさや深さを多くの人々に伝え続けている彼の技術にも期待が高まります。