障がい者アートの新たな発信地として「ファミリーマート」が登場
株式会社ファミリーマートは、長年にわたり地域と共生する取り組みを進めていますが、特に大きな注目を浴びているのが2つの新プロジェクトです。2025年8月22日(金)から、全国のファミリーマート約16,300店舗で障がいのあるアーティストによる作品が「ファミマプリント」で発売されます。この取り組みは、障がい者アートの普及を目指しており、販売された商品の一部は作者に還元される仕組みです。
アートコネクトしずおかとの連携
このプロジェクトは、特定非営利活動法人アートコネクトしずおかとの協力によって実現しました。「すべては誰かの喜びのために」という理念のもと、障がいのある方々がその芸術的なスキルを活かし、他者を支援する活動に励んでいます。全28種類のアート作品がブロマイドやシールとして販売されます。
東海地方初の「ファミマギャラリー」開催
さらに、同日から静岡県の3店舗では「ファミマギャラリー」も開催されることになりました。これは、障がいのあるアーティストたちがアートを通じて社会参加する機会を提供し、地域における障がいへの理解を深めると同時に、誰もが自分らしく生きられる社会の実現を目指すイベントです。これまでの取り組みの中で、すでに12回の開催実績があり、各自治体や支援団体と協力して進めています。
販売とギャラリー展示の詳細
「ファミマプリント」の販売期間は2025年8月22日(金)から同年10月30日(木)の間で、価格はL版が税込200円、2L版が税込300円、シールL版が税込400円、シール2L版が税込600円となっています。どのデザインにも愛情が込められており、選ぶ楽しさもあります。
「ファミマギャラリー」の開催場所は以下の3店舗です:
- - ファミリーマート大渕久保町店(静岡県富士市)
- - ファミリーマート藤枝田中店(静岡県藤枝市)
- - ファミリーマート浜松和地町西店(静岡県浜松市)
展示される作品は、アートコネクトしずおかに所属するアーティストによるものです。各店舗で多様なアートが集まり、訪れる人々に感動と共感をもたらすことでしょう。
地域社会への貢献
アートを介して障がい者が社会に参加することは、彼らの自己表現を促進するだけでなく、地域社会全体の意識を高める効果も期待されています。アートコネクトしずおかの遠藤次朗氏は、「この取り組みが地域共生社会の実現に向けて大切な一歩である」と語りました。地域のファミリーマートを訪れることで、単なる買い物以上の経験ができることが、今後ますます重要になると考えられています。
ファミリーマートは、今後も障がい者アートの発信を続け、様々な地域での展開を目指していくとのことです。このアート活動が、障がい者にとっても地域にとっても貴重な意義を持つことでしょう。ファミリーマートが蓄積してきた経験を活かし、アートの力で皆がつながり、共に過ごす社会の実現へと向かってほしいと願っています。
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