モーツァルトの《羊飼いの王様》が神奈川で上演!
名作オペラ《羊飼いの王様》が神奈川県民ホールと藤沢市民オペラの初共同制作により甦ります。この公演は、1975年の開館以来、地域の文化芸術の拠点として信頼されてきた神奈川県民ホールが、上質なオペラを提供し続ける決意の表れでもあります。
大切な作品の250周年
この公演では、モーツァルトの代表作の一つ、19歳で作曲されたこの祝典劇を上演します。《羊飼いの王様》は、王位と愛の狭間で悩む若者の葛藤が描かれており、聴く者の心を打つ美しい抒情が特徴です。この作品は、オーストリア皇太子のザルツブルク訪問を祝うために作曲され、初演も演奏会形式で行われたという歴史があります。特に、演奏会形式の上演は、観客との一体感を生む特別な魅力があります。
ストーリーの舞台
物語は、中東の都市シドンを舞台にしています。シドンの王子アミンタは、父の死後、羊飼いとして質素な生活を送っています。彼の恋人であるエリーザは、現シドン王の娘タミーリをかくまっています。そして、東征に来たマケドニアのアレッサンドロ大王が物語に絡むことで、王位を巡る الحبと宿命のドラマが繰り広げられます。観客は、緊迫したストーリーと美しい音楽に包まれ、感動のひとときを迎えることでしょう。
豪華キャストとオーケストラ
オペラ指揮者として活躍する園田隆一郎氏がタクトを振り、トップクラスの歌手陣が出演します。ソプラノの砂川涼子さん、森麻季さん、中山美紀さん、テノールの小堀勇介さん、西山詩苑さんなど、いずれも素晴らしい実力派です。さらに、神奈川フィルハーモニー管弦楽団の演奏も加わり、音楽的なクオリティが高い公演となることが期待されています。
公演情報
概要
- - 公演名: 藤沢市民オペラ 連携事業 オペラシリーズ モーツァルト オペラ《羊飼いの王様》全2幕(演奏会形式)
- - 日時: 11月8日(土)・9日(日)14:00開演(13:15開場)
- - 会場: 藤沢市民会館大ホール
- - 出演: 園田隆一郎(指揮)、神奈川フィルハーモニー管弦楽団など
- - 料金: S席6,500円、A席5,500円、U25(25歳以下)S/A席2,000円、B/C席4,500円 / 500円
公演のチケットは、各種オンラインプラットフォームや窓口で購入可能です。関連企画として、青島広志氏によるレクチャーコンサートや、砂川涼子さんと園田隆一郎氏のデュオ・コンサートも開催される予定です。
このように、モーツァルトの魅力を存分に楽しむことができるこの公演は、今秋の注目イベントです。オペラファンの皆様はもちろん、これからオペラに触れようとする方にも、ぜひ足を運んでいただきたい作品となっています。多彩な魅力と豊かな音楽世界に浸り、特別なひとときをお楽しみください。