ジブリ音楽祭典
2025-07-17 23:20:35

久石譲とロイヤルフィルによるスタジオジブリの音楽祭典が東京ドームで熱狂の中開催

久石譲×ロイヤルフィルによるスタジオジブリフィルムコンサート



2023年7月16日と17日の両日、東京ドームにて「スタジオジブリ フィルムコンサート」のワールドツアーファイナルが開催されました。この公演は世界中に多くのファンを持つ作曲家、久石譲が指揮を務め、イギリスのロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(RPO)とのコラボレーションで行われました。全11作品の楽曲が一堂に会し、来場者数は合計で13万人を超え、118万枚のチケットがオーダーされるという大盛況ぶりでした。

様々なソリストと共演の魅力


公演は、久石譲が初めて宮崎駿監督とタッグを組んだ1984年の『風の谷のナウシカ』から始まりました。久石自らが指揮者とピアニストの役割を兼任し、RPOを率いる姿は印象的でした。その音楽は、東京混声合唱団や、ニューヨークからのブルックリン・ユース・コーラスの美しい歌声と見事に融合し、観客を一瞬で魅了しました。

続いて演奏された『魔女の宅急便』では、久石が考案した映像編集と音楽構成により、ストーリーが生き生きと蘇り、観客は感情が高まるのを感じました。『もののけ姫』のオープニングでは、印象的な太鼓の音色が響き渡り、英・ガーディアン紙から高く評価されたソプラノ歌手、エラ・テイラーの声が優雅に響きました。さらに、マンドリン奏者のマリー・ビュルーが登場するなど、多様なソリストの協演が観客を楽しませました。

自衛隊によるマーチングバンドの登場


中盤では、自衛隊の合同マーチングバンド約200人が登場し、感動的な演奏を行いました。この特別なパフォーマンスは『天空の城のラピュタ』の楽曲で、アリーナを縦横に歩きながら観衆に迫力を提供しました。久石のピアノソロをはじめ、『紅の豚』や『ハウルの動く城』などの名曲も演奏され、観客は息を呑む瞬間が続きました。

会場が一つになる瞬間


本編のフィナーレを飾ったのは名作『となりのトトロ』。麻衣とエラ・テイラーが再びステージに登場し、合唱団と共に主題歌を歌い上げた瞬間、会場は一体感に包まれました。コンサートが終了した後も、観客たちは熱気に包まれ、久石は笑顔で観客に応え、アンコールを行いました。最新作『君たちはどう生きるか』のメインテーマ「Ask Me Why」を特別バージョンで披露し、さらに『紅の豚』の「Madness」や『もののけ姫』の「アシタカとサン」などが演奏され、会場は熱狂の渦に巻き込まれました。

このように、東京ドームで開催された今回のオーケストラコンサートは、久石譲自身の音楽史に新たなページを刻むものとなりました。このコンサートは、今後も多くの人々に語り継がれることでしょう。


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