認知症映画化
2025-05-13 08:38:28

累計20万部の書籍『認知症世界の歩き方』が映画化!

映画『認知症世界の歩き方』が誕生



認知症に関するベストセラー書籍『認知症世界の歩き方』がついに映画化される。この実写版ヒューマンロードムービーは、2025年5月13日から日本をはじめ、世界8か国でクラウドファンディングを開始する。

書籍の魅力と映画化の意義



本書は、累計20万部を超える売上を記録し、多くの人々に支持されてきた作品だ。認知症の当事者がどのように世界を見ているのかを「旅のスケッチ」と「旅行記」の形式で描写しており、そのユニークな視点が話題を呼んでいる。認知症に関する誤解や偏見が根強い現代において、意義深い内容となっている。

映画は、認知症を患う父とその息子が困難に直面しながら絆を深めていく姿を描く。認知症に関する理解を深めるために、映画という新しい形で「認知症世界」を伝えることを目指している。

画期的なアプローチの理由



映画化に至った理由の一つは、認知症に対する誤解や偏見を正すためだ。「もう人生が終わった」とか「暴力的になる」などの間違った認識は、依然として根強い。私たちは、映画を通じて、認知症を特別な他人の問題ではなく、私たち全員の関心事であると伝えたい。認知症を自分の問題として受け止めてもらうために、映画というフォーマットが有効だと考えている。

グローバルな取り組み



この映画プロジェクトは、認知症についての理解を広めるために世界中の仲間たちと共に進めている。日本でのクラウドファンディングに始まり、フランス、中国、韓国、英国、米国、カナダ、シンガポールの8カ国でそれぞれの支援を募る。これにより、映画のメッセージが更に広がり、「人類の認知症観を変える」という大きな目標に向かって進んでいく。

クラウドファンディングの詳細



クラウドファンディングは、日本のプラットフォーム「READYFOR」や、英語圏向けの「KICKSTARTER」、フランスの「ULULE」などで展開される。

  • - READYFOR: 2025年5月13日(火)~7月11日(金)、目標金額500万円
  • - KICKSTARTER: 2025年6月2日(月)9時~、目標金額100万円
  • - ULULE: 2025年6月9日(月)9時~、目標金額100万円
  • - Zec Zec (台湾): 2025年6月16日(月)9時~、目標金額500万円

支援者には、書籍やオリジナルグッズなどの返礼品が用意されており、様々な特典が楽しめることも魅力の一つだ。特に『認知症世界の歩き方実践編&ジュニア版』や、体験型ホテル「認知症世界」に宿泊できる権利など、支援額によって選べる返礼品が注目を集めている。

映画の内容とメッセージ



本作は、認知症のある父、高橋豊(70歳)と、20年ぶりに再会した次男の優輝(32歳)が彼の故郷へ向かう旅を描く。旅の途中、様々な認知症の問題に直面しながら、徐々に家族の絆を再構築していく。

映画の監督は田村祥宏氏で、プロデューサーは本書の原作者でもある筧裕介氏。専門的な知識をもった監修者たちがついていることで、よりリアルで感動的なストーリー展開が期待される。

まとめ



映画『認知症世界の歩き方』は、単なる娯楽作品ではなく、認知症についての理解を深める重要な作品となるはずだ。映画化によって、今まで届かなかった多くの人々にこのメッセージが届くことを願って、私たちはこのプロジェクトを応援し続ける。将来の公開が楽しみだ。


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