第17回 京都映画企画市 -Kyoto Film Pitching- 開催決定
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)と京都府が共催する第17回「京都映画企画市 -Kyoto Film Pitching-」の開催が発表されました。本イベントは、優れた映画企画を募集し、支援するコンテスト方式のもので、時代劇や歴史劇ジャンルの作品を対象としています。
募集概要と目的
この企画市は、時代劇の拠点である京都の利点を最大限に生かし、新進気鋭のクリエイターを支援することを目指しています。参加対象は映画監督やプロデューサーで、参加者は自らの映画企画を応募することが可能です。応募された企画の中から、審査を通じて選ばれた優秀な作品には、350万円相当の費用でのパイロット版映像制作の権利が与えられます。これは、長編劇場公開を目指した一歩となる重要な機会です。
審査員の発表
今年度の審査員として、映画監督の犬童一心氏、松竹株式会社のプロデューサー矢島孝氏、映画評論家の和田隆氏が名を連ねています。彼らの豊富な経験と知識が、応募作品の選考に大きく寄与すると期待されています。
犬童一心監督
犬童監督は1970年代から活動を開始し、数多くの受賞歴を持つ作家です。『ジョゼと虎と魚たち』や『ゼロの焦点』など、幅広いジャンルで高い評価を得ています。
矢島孝プロデューサー
矢島氏は松竹の製作部門でのキャリアが長く、多くの映画作品に関与しています。彼のプロデュース作品は、国内外で高い評価を受けています。
和田隆映画評論家
和田氏は映画業界の第一線で活躍しており、最新の映画ビジネスに関する知見を持つ専門家。さまざまな映画祭でも審査員として活動し、次世代クリエイターの育成に力を入れています。
企画応募要件
応募には以下の要件があります:
1. 映画・映像制作者(監督およびプロデューサー)による映画企画であること。
2. 劇場公開を目的とする、時代劇・歴史劇ジャンルの作品であること。
3. 京都府内での撮影を視野に入れた企画であること。
4. 応募書類は日本語で作成され、参加できる方。
申込の締切は2025年7月15日。10月4日にハートピア京都で開催される映像企画コンテストには、優れた企画が発表される予定です。このコンテストは、参加者にとって自身の企画を磨く貴重な機会となることでしょう。
これまでの受賞者の活躍
過去の受賞作には、『黒の牛』や『水虎』などがあり、国際的な製作へと進展した例も存在します。これらの受賞者は、映画祭での栄誉も得るなど、またその後のキャリアにおいても大きな成長を遂げました。
お問い合わせ
「京都映画企画市 -Kyoto Film Pitching-」事務局への問い合わせは、VIPOの公式メールアドレスまでどうぞ。映画専門家がサポートを行い、次世代の映像作家を応援します。興味のある方はぜひご応募ください。