より簡単に星空を楽しむために
ビクセンの新作オートガイドアクセサリー「StarSense Autoguider V2」
2025年5月15日(木)、光学機器メーカー株式会社ビクセンから、次世代オートガイド用アクセサリー「StarSense Autoguider V2」が登場します。この製品は、セレストロン社製の天体望遠鏡と組み合わせて使うことができ、自動で星空の撮影を行います。そのため、星を認識する「StarSenseテクノロジー」を継承しながらも、進化した新しいCMOSセンサーと結露防止シールドを搭載しています。
特に星空観測が不慣れな初心者や、街明かりが邪魔して明るい星が見えない環境下での撮影に役立つ設計となっています。また、PC接続を避けたい方にとっても最適な製品です。
StarSense Autoguider V2の特長
自動オートガイド機能
「StarSense Autoguider V2」は、撮影中に天体の追尾がずれてしまうことを自動で検知し、補正を行います。まず、観測したい天体を視野内に導入すると、この視野内から最適なガイド星を選び出し、その星を基にズレを補正するプロセスを経てオートガイドが始まります。
StarSenseテクノロジーによるオートアライメント
さらにすばやくアライメントが行えるのも「StarSense Autoguider V2」の魅力です。セレストロン社製の自動導入天体望遠鏡では、アライメントが約3分で自動完了します。操作も簡単で、付属のNexStar+ハンドコントローラーや、アプリを通じて行えます。
新機能:結露防止シールド
今作にはついに結露防止シールドが標準装備。レンズの外側に結露が発生するのを防ぎ、同時に迷光を遮断する役割も果たします。
改善されたCMOSセンサー
新たに採用されたSony IMX462LLR-CモノクロCMOSセンサーにより、明るい街中でも問題なくオートアライメントやオートガイドが可能になりました。これにより、ユーザーはより多くのシチュエーションで星空観測を楽しむことができます。
極軸調整機能
また、「StarSense Autoguider V2」は、極軸のズレを検知する機能も備えています。セレストロン社製の赤道儀に接続することで、方位調整ネジと高度調整ネジの調整手順が表示され、精密な極軸合わせをサポートします。
正確&スピーディな「精密移動」
「StarSense Autoguider V2」は、目標天体を直接視野中心にかつ迅速に導入する「正確なGOTO」機能をサポート。これまでの製品に比べ、スピーディーな対応が可能です。
高品質な光学設計
この製品の設計は、著名な光学デザイナーのMark Ackermannによるもので、4枚の高品質レンズを使用しているため、小型ながらも鮮明な像を提供します。2インチのフィルターネジも装備されています。
対応機種
「StarSense Autoguider V2」は、NexStar 6SE SCTや8SE SCT、NexStar Evolutionシリーズ、CPCシリーズ、Advanced VXシリーズ、CGXシリーズで使用可能です。しかし、NexStar 4SE、5SE SCTやAstro Fi5など対応不可の機種もあるため、注意が必要です。
価格と発売日
「StarSense Autoguider V2」は2025年5月15日(木)に発売され、その価格はオープンとなっています。詳細はビクセンの公式ウェブサイトを確認してください。
まとめ
ビクセンの「StarSense Autoguider V2」は、初心者から経験者まで幅広く楽しめる機能を備えたオートガイド用アクセサリーです。これからの星空観測が、よりスムーズで楽しいものになることでしょう。