VIPO Film Award発表
2025-10-15 15:50:24

VIPO Film Award、釜山国際映画祭での受賞企画が発表されました

VIPO Film Awardが釜山国際映画祭で発表



特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)は、国際映画祭マーケット事務局との提携のもと、優れた企画を表彰する「VIPO Film Award」を授与しています。この取り組みは、主に日本との国際共同制作を目指す海外のプロデューサーや監督の発掘や、現在の企画トレンドの分析を通じて、日本の企画開発を促進することを目的としています。また、海外市場との連携を深めることで、日本の企画とグローバル市場を繋げる役割も担っています。

最近、アジアの主要な映画祭とされる「釜山国際映画祭」内で行われたコンテンツマーケット「ACFM(Asian Contents & Film Market)」の一環として、企画マーケット「APM(Asian Project Market)」が開催され、ここでの受賞者が発表されました。この記事では、その詳細を伝えます。

受賞企画について



釜山で行われたAPMには、アジアを中心にして世界各国から集まった30の独自企画が選出されました。その中で、「VIPO Film Award」を受賞したのはマレーシア、香港、中国、イタリア、台湾を背景としている企画「Wake Me up When the Mourning Ends」です。

この作品は、LAU Kok Rui監督が手掛け、プロデューサーにはSoi CHEANG、Stefano CENTINI、WONG Kew Soonが名を連ねています。受賞式では、プロデューサーや監督からの熱いピッチが行われ、最も注目を集めたのがこの企画でした。両名の存在感が映し出す作品のテーマは、喪失と再生に関する深いメッセージとなっています。

受賞者のコメント



LAU Kok Rui監督は、受賞について以下のようにコメントしています。「Wake Me up When the Mourning Ends」に対してVIPO Film Awardを受賞できたことは、心から光栄に思います。私が描こうとしている物語が文化の壁を越え、多様な背景を持つ人々に共感を呼ぶ力を持つことを示していると考えています。この作品を通じて、大切な人を失い、再び立ち上がろうとしている人々の姿を描き出したいと思っています。映画には「喪失」と「再生」、そして「癒しへの道」のテーマがあり、この作品が観客との心の対話を生むことを願っています。

APMの意義と展望



APMは、アジア全体の映画関係者が集結し、新しいプロジェクトを打ち出す絶好の場です。VIPO Film Awardは、これらの渉外活動を促進するものであり、受賞作品が今後どのように展開されるのか、大いに期待されています。また、VIPOはこの取り組みを通じて、日本の映画制作シーンの国際化を後押ししています。

今後もVIPO Film Awardにおいて新しい才能が発掘され、世界の映画市場に影響をもたらす作品が出てくることを楽しみにしています。私たちも引き続き注視していきたいと思います。

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【お問い合わせ】

特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)グローバル展開事業部
VIPO Film Award 事務局
E-mail:[email protected]
件名に「VIPO Film Award」と明記してお問い合わせください。


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