最近の男性は「毛」に敏感！ビジネスシーンで見られる身だしなみへの意識調査

男性の体毛に関する意識調査結果

最近の男性はどれだけ自分の体毛について気を使っているのでしょうか？　全国の1200名に実施した調査に基づくデータを元に、ビジネスシーンでの男性の体毛への関心の高まりについて考察します。

調査概要

2025年3月13日から3月16日までの4日間、ゴリラクリニックが20～50代の男性および女性1200名（各600名ずつ）を対象に行った「男性の体毛に関する意識調査」が行われました。この調査は、男女両方の視点から男性の体毛に対する認識を探索するものです。

調査結果の分析

調査によれば、67.5%の男性が自分の「ちょっとした毛」が気になると回答しました。その中でも、89.8%がヒゲの手入れを行い、次いで35.0%が眉下の毛に意識を向けていることが明らかになりました。特に顔周りは、季節を問わず他人に見られやすい部分であり、多くの男性がこちらを整える意識を持っているようです。

さらに興味深いのは、59.2%の男性が他の男性の体毛にも気を使っていると答えた一方で、63.7%の女性は男性の細部の毛を気にすることが多いという結果が出ました。このことから、女性にとってもこれら細部の清潔感が重要視されているといえます。男らしさを求めるという圧力以上に、自己管理の意識が高まっている結果です。

ビジネスシーンでの印象

特にビジネスシーンでの「ちょっとした毛」が気になるとの回答が53.8%という高数値を記録しました。この結果から、名刺交換や会議などの場での見られることへの意識がいかに重要であるかが示されています。多くの男性が清潔感を求め、他の人が自分の毛に気づいてしまう場面を意識しているようです。

体毛への意識が高まる理由

銀座ANNEX院の院長、太田博之医師は、コロナ禍による自分自身を見つめる時間の増加が影響していると分析しています。人との接触が回復する中で、以前よりも身だしなみへの意識が高まったのだと考えられます。自分が他者にどう見られるか、周囲へ与える印象が意識されるようになってきたのです。

最近は、手足の指や甲、さらには耳毛や鼻毛といった、これまであまり気にされなかった部分を気にする男性も増えています。「プチ毛」や「すみっこ毛」といった可愛らしい表現で相談に訪れる男性もおり、体毛の手入れが日常的になりつつあることがうかがえます。