スターシーズ株式会社、2026年通期業績予想を上方修正　再生可能エネルギー事業が推進要因に

スターシーズ、2026年通期業績予想を上方修正

2026年2月期の通期業績予想を上方修正したスターシーズ株式会社。本社は東京都港区に位置し、代表取締役社長は鈴木雅順氏です。東証スタンダード市場に上場している同社は、2025年9月に開催された取締役会において、最近の業績動向を考慮して、2025年4月に発表された連結業績予想を見直すことを決定しました。

通期業績の改訂内容

修正後の業績予想は、2025年3月1日から2026年2月28日までの期間を対象にしています。前回発表された予想では発行済み株式数は4,190,800株でしたが、今回の修正では8月末日現在、発行済み株式数が6,756,800株となりました。これに伴い、業績予想の数値も大きく上昇しました。

修正理由と新規事業の影響

この業績の修正は、新たなビジネスモデルの導入が主な要因です。2025年7月17日に発表された新事業計画に基づき、スターシーズは系統用蓄電池事業に参入しました。この事業では、蓄電池を使って需給調整市場への参加を目指し、電力の安定供給と新たな収益基盤の構築を図っています。

現在、気候異常の影響で衣料品小売事業が厳しい状況にある一方で、再生可能エネルギー市場は好調に推移しています。最近の蓄電池の受注や販売の好調さ、さらに開発・生産状況に支えられ、系統用電池事業は計画を超えて好調であるとされています。このため、売上高は7,580百万円、営業利益は360百万円、経常利益は320百万円、そして当期純利益は210百万円と、それぞれ昨年比で大幅に増加する見込みです。