機内食の新しい挑戦
2025-07-03 11:20:23

エステックとZIPAIRが挑む機内食の未来 - 100%紙製スフォークの導入

世界初!100%紙製スフォークが機内食に登場



埼玉県和光市に本社を置く株式会社エステックが自社開発した「100%紙製スフォーク」が、千葉県成田市に本社を構える株式会社ZIPAIR Tokyoに採用されました。これは機内食向けのカトラリーとしては世界初の試みで、FSC認証紙を使用した環境にも配慮した製品です。ZIPAIRでは、機内サービスの質向上を目的とし、革新的なカトラリーを取り入れることに決めました。

導入の背景



ZIPAIRは、乗客が快適に機内食を楽しむ環境を作るため、従来のカトラリーに加え、新たに100%紙製スフォークを採用することを検討しました。この選択は、フジモリ産業株式会社の協力により実現しました。スフォークは、スプーンとフォークの機能を合わせ持っているため、幅広いメニューに対応できる点が強みです。麺類やご飯、スイーツなど多様な食事スタイルにも適応できるため、さまざまなお客様のニーズに応えることができます。

スフォークの特長



軽量化と積載効率の向上



100%紙製のスフォークは、他の素材に比べて軽量であり、梱包を含めても6.5gと軽くすることで、航空機の積載効率を高め、燃費向上にも寄与しています。また、スプーンとフォークが一体化しているため、オペレーションが簡易化され、利用者にとっても快適な使用感を提供します。

安全性の向上



一般的なプラスチックやバイオマス製品の問題点であった先端の破損リスクを解消し、利用者に安心して使えるカトラリーを提供します。木製や竹製の製品と異なり、ささくれの心配もないため、安全性は大きなアドバンテージです。

廃棄処理の簡素化



掃除や廃棄処理に関しても、スフォークは有機ゴミと一緒に処理できるため、作業がスムーズになります。これにより、機内の廃棄作業も簡素化されることが期待されます。

ZIPAIRの意見



ZIPAIRの関係者は、「機内食の時間を快適に過ごしていただくためのサービスの一環として、紙製カトラリーを導入しました。新たな選択肢として様々なメニューに対応できる点も重要です」と語っています。また、製品選定の過程では、安定した使用を重視し、特に安全面と操作性が評価されたとのことです。今後も機内サービスの向上に努める姿勢を示しています。

エステックのSDGsへの取り組み



エステックは、持続可能な社会の実現に向けて「プラスチックゼロ」を目指すだけでなく、社員や利用者にとって安全で安心な製品を提供しています。紙製のカトラリーはその一環であり、木製・竹製の素材からの置き換えを進めています。社内で開発した製品は国内外に展開される予定であり、さらなる可能性を模索しています。

エステックは「未来をもっと面白く!」という理念のもと、環境や人、社会の持続可能性を追求し、紙という素材の新しい可能性を広げていく企業であり続けます。さまざまな製品が登場する中、航空機の機内食も環境に優しい形に変わりつつあります。今後、どのような技術が登場するのか期待が高まります。

  • ---

千葉県からの新しいチャレンジにぜひご注目ください!


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

画像15

関連リンク

サードペディア百科事典: エステック ZIPAIR スフォーク

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。