ゆよゆっぺ新EP
2025-11-19 13:43:27

ボカロPゆよゆっぺ新EP『SICK-やんでるEP-』、狂気と優しさを描く音の世界

ボカロP・ゆよゆっぺの新作EPリリース



ボカロPのゆよゆっぺが、待望のEP『SICK-やんでるEP-』を2025年11月19日にリリースする。この新作は、彼の音楽キャリアにおける新たな挑戦を感じさせる作品となっており、聞く者に深い感情を呼び起こす仕上がりになっている。

このEPでは、エンターテインメントの枠を超えて、繊細でありながら力強い楽曲が揃っている。主に「SynthesizerV AI 夏色花梨」の可愛らしい声と過激なバンドサウンドが見事に融合し、特異な音の世界が展開されている。「やんでる」というテーマが示すように、感情の振れ幅や精神的な葛藤をリアルに感じさせる音楽スタイルが特徴だ。

ゆよゆっぺは「人は独りでは生きていけない」という思いから、現実を見据えつつも、苦しい状況にいる人々へ思いやりの手を差し伸べるようなメッセージを込めている。この作品を通じて、リスナーは自分の痛みや辛さを音楽に重ね、少しでも心の整理ができることを願っている。

限界を知ることが美徳ではない



彼自身が自らの内面と向き合う中で感じたことを余すことなく表現したこのEPは、「困難が美徳」とされる現代の価値観に疑問を投げかける。彼は「死」という言葉を非常に重く受け止め、生き続けることの苦しさをしっかりと噛み締めている。さらに、彼は様々な困難を無理に受け入れることが正しいとされる社会に対し、自身の思いを率直に発信する。

ゆよゆっぺの言葉を借りると「狂ったり病んだりした方が個人的には圧倒的にマシだ」との表現がある。これは彼の慰めでもあり、反発でもある。社会で生きる上での表面的な強さに疲れた人たちに、少なくともこの音楽の中でだけは自由になってほしいという願いが込められている。

極限の感情と共鳴する音楽



音楽的には、極限の感情と優しさが交錯する様が体感できる。多くの人が自分の痛みを抱えながら生きている今、ゆよゆっぺはその感情に寄り添い、共に生きることをテーマとした作品を提唱している。すべての楽曲には彼自身の経験が反映されており、聴く人に様々な形で響くことであろう。

楽曲の中で語られる吐き出すような感情が、リスナー一人ひとりに何らかの形で届くことを願ってやまない。彼は音楽が癒す力を持っていると信じ、そのメッセージを多くの人に届けたいと思っている。

さらに、EPリリースに併せて、収録される「Makka」のミュージックビデオも同日21時に公開される。このビデオもまた、今作に込められた感情をしっかりと体現しているに違いない。ファンもぜひこの機会にチェックして、新しいゆよゆっぺの世界観を体感してほしい。

プロフィール



ゆよゆっぺは茨城県大洗町出身のボカロP。2008年に活動を開始し、以降はニコニコ動画を中心に、スクリーモの影響を受けたVOCALOIDの楽曲を多く発表している。バンド「Naked Identity Created by King(N.I.C.K)」のメンバーでもあり、様々なアーティストへの楽曲提供を行ってきた。音楽の枠を広げ、幅広いファン層を獲得している彼の活動は、多才で目が離せない。

モダンな音楽シーンでの彼の存在感は増し続けており、国内外の大型フェスに出演するなど、今後のさらなる活躍に期待が高まる。彼の音楽の魅力をぜひ感じてみてください。


画像1

画像2

関連リンク

サードペディア百科事典: 音楽 ゆよゆっぺ SICK-やんでるEP

トピックス(音楽)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。