ケムリ研究室の新作『眠くなっちゃった』DVD発売
本日、演劇ユニット「ケムリ研究室」の最新作『眠くなっちゃった』のDVDが、cubit club plus shopでリリースされました。この作品は、劇作家・演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチと女優・緒川たまきがタッグを組んで2020年に始まったケムリ研究室による第三弾。これまでにも『ベイジルタウンの女神』や『砂の女』など、斬新な内容で注目されてきましたが、今回は特に異色のSF劇となっています。
『眠くなっちゃった』の魅力
この物語は、未来のディストピア社会を描いた寓話です。「レトロフューチャー」をテーマに、20世紀初頭のヨーロッパを思わせる懐かしさと近未来の奇妙な感覚が見事に融合しています。観客は、退廃的な環境の中で生きる人々の姿を通じて、儚さや無常さを感じることでしょう。
出演には、緒川たまきをはじめ、北村有起哉、音尾琢真など、多彩な俳優陣が名を連ねており、その力強いパフォーマンスが作品に深みを与えています。特に、舞台美術や映像、音楽、照明などが緻密に構成され、独特の雰囲気を醸し出しつつ、観客を一気に引き込む力があります。
特典映像と収録内容
今回発売されるDVDでは、ただ本編を視聴するだけでなく、特典として2023年に開催されたケムリ研究室・研究見学会のダイジェスト映像や、ミニバックステージ映像が収められています。また、緒川たまきや北村有起哉、野間口徹による副音声コメンタリーも収録され、ファンにはたまらないコンテンツとなっています。
映像としての鑑賞は、生の舞台とは異なる新たな発見をもたらすことでしょう。
物語の背景
物語は、極度の寒暖により生命が脅かされている未来の世界が舞台です。人々は中央管理局の管理のもと、厳しい環境で生活しています。主人公ノーラ(緒川たまき)は、夫ヨルコ(音尾琢真)と共に娼婦として生計を立てていましたが、新たな観察員リュリュ(北村有起哉)が彼女の元にやってきます。リュリュは次第にノーラに惹かれていきますが、その関係は管理局に知られてはならないものでした。
さらに、裏社会の支配者ゴーガ(山内圭哉)の存在も絡み、この物語はますます緊迫感を増していきます。記憶を喪失する事件が多発する中、ノーラは孤立し、リュリュとともに逃避行を強いられることに。果たして彼らはこの過酷な世界から脱出できるのでしょうか?
公演情報
『眠くなっちゃった』は2023年10月に東京で公演予定。これから広がるストーリーと圧倒的な映像美で多くのファンを魅了することでしょう。
販売価格は8,000円(税別)、商品番号はQbix-SD84です。DVDは16:9レターボックス、片面・2層の仕様となっています。
詳しい情報や購入は、
cubit club plus shopの公式サイトをご覧ください。