アダストリアと博展が協業した新たなユニフォーム
株式会社アダストリアが、株式会社博展のためにユニフォームを新たにデザインしました。アダストリアは「Play fashion!」というミッションのもと、様々なブランドを展開するファッション企業。今回のコラボレーションは、製作現場やイベント会場で着用されるスタッフ向けのオリジナルユニフォームということで、かなり注目されています。
ユニフォームのデザイン
このユニフォームは、アダストリアが展開するBtoBプロデュース事業「ALC」が手掛けました。これまで30以上のアパレルブランドを扱ってきた経験を活かし、博展の特性を踏まえたデザインが施されています。特に注目すべきは、簡単にシルエットを調整できる機能的な仕様です。中綿入りのインナーベストが取り外し可能で、季節に応じて使い分けられる点が嬉しいポイントです。
こだわりの素材と機能性
このユニフォーム、「2N1コーチジャケット」は、レーヨン混の素材を使用し、しなやかさとスポーティな印象を併せ持っています。袖口にはベルクロテープが配されており、アジャスタブルなカフスとして機能します。裾のドローコードにより、シルエットを自由に変えられ、見た目にも着心地にもこだわった設計になっています。特に、胸元のワッペンは、職種に応じて変更できるミリタリースタイルのデザインが特徴です。
美しいグラフィックのアートワーク
ユニフォームの背面には、博展のデザインスタジオ「YAR」が手掛けたオリジナルアートワークが施されています。アートワークは5種類あり、全てのデザインには「HAKUTEN」という社名が表現されています。こだわりのプリント手法により、デザインは視覚的にも魅力的です。また、グラフィックデザインに関しては、博展のプロダクトマネジメント部のメンバーが積極的に関与しており、細部にわたる打ち合わせが行われました。
プロデュース過程でのチームワーク
株式会社博展のプロダクトマネジメント部からは慶田博之さんと長谷川皓一さんがプロジェクトに関わっています。彼らはデザインの刷新を目指し、よりクリエイティブなイメージを具現化するためにデザインスタジオYARに依頼しました。ボディ部分のデザインにおいては、既製品の印刷では表現できなかった課題を解決するため、アダストリアに相談するに至りました。制作過程での協力は、すべての参加者にとって有益な経験となり、特に女性サイズの調整や色校正など、細部へのこだわりが際立っています。
株式会社博展について
博展は、「人と社会のコミュニケーションにココロを通わせ、未来へつなげる原動力をつくる。」というパーパスのもと、多様な体験をデザインし、マーケティング課題を解決しています。彼らのユニフォームが実現したのは、単なるデザインの刷新だけではなく、感情を通わせる人間関係を育むガイドラインでもあります。
企業情報
アダストリアは約1,500店舗を展開し、70年間の歴史をもつカジュアルファッションブランド。様々なサービスを通じて「Play fashion!」を実現することを目指しています。今回のプロジェクトを通じ、両社が新たな価値の創造にどのように寄与するのか、今後の展開に期待が高まります。