記念すべき160周年を祝うゼニスの新作「G.F.J.」
ゼニスは1865年の創業以来、高精度な時計製造に情熱を注いできました。このたび、160周年を祝して新たなコレクション「G.F.J.」が発表されました。このモデルは、創業者ジョルジュ・ファーブル=ジャコのイニシャルを冠し、彼が追求した「完璧な時計」への思いが託されています。
「G.F.J.」の心臓部には、伝説的なキャリバー135が宿っています。キャリバー135は、その優れた精度で多くの賞を受賞し、ゼニスの歴史に残る名機です。1890年代から1960年代初頭にかけて、数々の天文台コンクールで高く評価され、時計製造の歴史に名を刻みました。特にキャリバー135-Oは、その独自の技術により235のクロノメトリー賞を獲得し、ゼニスの名声を確固たるものにしました。
キャリバー135の復活と現代的な再解釈
今回の「G.F.J.」は、かつての名機の精神を受け継ぎながら、最新技術を取り入れた現代的な設計がされています。オリジナルの特性を忠実に再現する一方で、72時間のパワーリザーブを実現し、さらなる精度と信頼性を向上させています。また、最新のテクノロジーでムーブメントを再設計し、1865年から続く伝統に新たな生命を吹き込んでいます。
この新しいキャリバーは、オフセットセンターホイールを採用し、大型テンプを収めるスペースを確保しました。これにより、精度が向上し、希少性と美しさも両立。特に、ムーブメントは日差±2秒以内に調整され、COSC認定を取得しているため、技術的な品質も保証されています。
エレガントで洗練されたデザイン
「G.F.J.」は、39mmのプラチナ製ケースカーとし、細部にわたる美しい仕上げが施されています。特に特徴的なのは、文字盤の中心にあしらわれたディープブルーのラピスラズリです。この美しい石は一つ一つ異なる質感を持ち、まさに一点ものの魅力を放っています。また、外周リングには「ブリック」ギョーシェ仕上げが施され、時を経ても色あせないエレガンスを演出しています。
さらに、サファイアガラスの内側には「G.F.J.」の刻印が施され、ゼニスのシグネチャーカラーである深い青色が際立っています。スモールセコンドにはマザー・オブ・パールが使用され、時、分、秒の指針は細身のホワイトゴールド製で優雅に仕立てられています。これにより、ヴィンテージの美しさと現代的なデザインが見事に融合しました。
限定価格と入手方法
ゼニスの新作「G.F.J.」は、160本の限定生産が決定されており、世界中のゼニスブティックやオンラインストアでプレオーダーのみ受け付けています。価格は6,952,000円(税込)で、コレクターにとっての価値はさらに高まります。
この美しいタイムピースは、ゼニスの豊かなヘリテージを継承しつつ、現代のコレクターたちにも愛される一台となることでしょう。完璧な時計への追求は、今もなお続いており、「G.F.J.」はその象徴といえます。是非、手に取ってその美しさと技術を体感してみてください。