J-WAVEが首都圏ラジオ局と共に挑む「NO！闇バイトキャンペーン」について

J-WAVEが「NO！闇バイトキャンペーン」を開始

J-WAVE（81.3FM）は、首都圏の主要ラジオ局と共に「NO！闇バイトキャンペーン」を始動します。本キャンペーンは2025年7月2日からスタートし、社会問題となっている「闇バイト」の被害を防止・撲滅することを目的としています。

闇バイトとは何か？

近年、SNSなどのプラットフォームを利用して「簡単に高収入が得られる」といった甘い言葉を使って若者を勧誘する「闇バイト」が多発しています。これに申し込むと、実際には特殊詐欺や強盗など、犯罪に巻き込まれる危険性が高まります。特に、若者がこのような案件に惹かれやすい傾向があり、個人情報を奪われると逃れられなくなるケースが後を絶ちません。

この問題は、単に若者だけにとどまらず、高齢者が被害に遭うことも多く、世代を超えた危険が存在しています。そのため、「NO！闇バイト」を声高に発信し、家族や自身の安全を確保することが、今まさに求められています。

キャンペーンの概要

「NO！闇バイトキャンペーン」は、J-WAVEを含む、TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送、エフエム東京、InterFM897の6局が協力して実施します。この共通の取り組みによって、広範囲にわたる意識の喚起を狙いとしています。キャンペーン期間は、2025年7月2日から9月30日の予定です。

主な活動内容

本キャンペーンでは、特に注目すべきは、統一CMの制作と放送です。各局で共通メッセージを発信するラジオCMを制作し、6局で一斉に流します。また、各局の代表アンバサダーもCMを通じてメッセージを伝えます。アンバサダーには、TBSラジオの毒蝮三太夫、文化放送の吉田照美、ニッポン放送の飯田浩司、TOKYO FMのユージ、J-WAVEのサッシャ、インターFMのロバート・ハリスが名を連ねています。

加えて、デジタルメディアとも連携し、各局の公式SNSやウェブサイトを通じて情報発信も行います。これにより、ラジオだけでなく多様な媒体を通じてメッセージが広がることを期待しています。

社会的意義

このキャンペーンは、ラジオメディアの社会的責任を果たす一環として位置付けられています。互いに競争を超えて協力することで、より大きな社会的インパクトを生み出し、闇バイトの撲滅に向けた意識向上を促します。また、「身近な存在」であるラジオの特性を活かし、若者たちに寄り添いながらリスクや危険性について正しい情報を簡潔に伝えることで、事前の予防効果を狙います。