横濱発の新進ジーンズブランド「横濱デニム」の真髄に迫る
横浜の小さなデニムショップ、HEATH株式会社は、オウンドメディア「PRODUCT STORY」にて、自社デニムレーベル「横濱デニム」の開発について詳述した記事を公開しました。この記事では、同社の定番アイテムである「ストレートジーンズ」の背景や意図が語られています。
HEATHの始まりと横濱デニムへの思い
HEATHは2003年に横浜で創業しました。その後、数多くの国内外デニムブランドを取り扱ってきた中で、生地や縫製、色落ちやシルエットといった要素を、お客様との会話を通じて学んできました。この豊富な経験に基づいて生まれたのが「横濱デニム」です。デザインや見た目の派手さを競うのではなく、穿き込むことで育つというデニムの真髄を伝えたいという思いが込められています。
特徴的な生地とその選定理由
「横濱デニム」に使用されているのは、岡山県児島で織り上げられた15.5ozの「キバタ」セルビッチデニムです。この生地は、防縮や毛焼きの加工を施していないことが特徴で、通常のデニムに較べて、縮みやねじれが起こりやすい性質を持っています。それでもこの素材を選んだのは、加工を省くことで本来の風合いが保たれ、穿くごとに独自のアタリや表情が生まれるためです。このように、人それぞれの生活の中で変化していくことこそが、デニムの持つ楽しみであると考えています。
トレンドに左右されないシルエット
「横濱デニム」は1950年代のクラシックなストレートを基にしたシルエットで設計されています。現代のファッションに合わせた自然な形状を保ちながら、腰回りには適度なゆとりを持たせています。膝から裾にかけてのテーパードは控えめにされており、全体的にまっすぐ落ちるシルエットとなっています。長期間にわたって愛用されるアイテムだからこそ、形は自然であることが求められます。
横浜を感じられるデザイン
デニムの部材に横浜らしさを織り込むことで、独自のアイデンティティを表現しています。牛革のレザーパッチには、広く知られる浮世絵をモチーフにしたデザインが施されており、波のデザインのバックポケットや、波柄を刻印した真鍮ボタンもまた魅力的です。これらの意匠には、横浜港の歴史や文化が反映されており、着用を重ねることで色合いが変化していくのも楽しみにしてほしいポイントです。
ディレクターの想い
HEATHのディレクターである久保寺氏は、「ジーンズは派手なデザインで目を引くものではなく、それぞれの素材、シルエット、部材、名前に意味がある」と語ります。彼が追求するのは、新品の状態で完成するのではなく、時間をかけて経年変化を楽しむデニムです。「使い込むほどに色落ちし、アタリが生まれ、その人だけの表情へと変わっていく。そんなデニムの本来の魅力をしっかりと感じられる一本を作りたい」と、情熱を持って制作に取り組んでいます。
商品概要と販売店舗
「横濱デニム」のストレートジーンズは、サイズ展開が30から38までで、カラーはOnewash。価格は27,990円(税込)で販売されています。実店舗や公式オンラインショップで購入可能ですが、在庫状況は店舗に確認することをおすすめします。
HEATHは、2023年で20周年を迎えました。ブランドの理念「HIGH QUALITY & GOOD GARMENT」を基に、今後も良質な素材を使用し、正直な製品作りに努めていく方針です。横浜の街に根ざした店舗展開も続けながら、これからのさらなる発展を楽しみにしたいと思います。