新たな眼鏡体験！佐々木セルロイドがカスタマイズサービスを発表

新しい眼鏡体験を提供する「CUSTOM LAB by Sasaki Celluloid」

老舗のセルフレームメーカーである株式会社佐々木セルロイド工業所が、2026年4月より新たに開始する体験型カスタマイズサービス「CUSTOM LAB by Sasaki Celluloid」について、注目が集まっています。このサービスは、顧客に眼鏡のフレームをその場で削り出す体験を提供し、より個性的な眼鏡作りを可能にします。

体験型カスタマイズの魅力

「CUSTOM LAB」では、一般的に工場で行われる眼鏡フレームの製造過程を店舗で実演します。顧客は、選択した素材やデザインをもとに、小型切削加工機でフレームの原型が削り出されていく様子を目の前で見ることができます。この体験は、顧客との対話から始まり、その後店舗での加工と工場での仕上げを経て、オンリーワンの眼鏡が生まれる流れを体感できるのです。

このような体験を通して、単なる道具としての眼鏡ではなく、顧客の人生に寄り添う特別なアイテムとしての価値が再認識されます。顧客自身が製作プロセスに参加することで、ただの製品を超えた思い出に残る逸品となるでしょう。

眼鏡製作のプロセス

眼鏡フレームの製作は、まず色や柄などの生地を選ぶことから始まります。その後、フロントフレームやテンプルの削り出しを行い、完全な形状が完成します。これらの工程は、全て店舗内での実演として行われ、通常は見られない職人の技術に触れることができます。

この体験を通じて、顧客は「モノづくりとは何か」を考え、その楽しさや心を込めた製作のありがたみを感じることができるのです。

価格と販売計画

「CUSTOM LAB」は、100,000円から160,000円の価格帯を想定。2025年には東京ビッグサイトで開催される国際メガネ展(iOFT 2025)に参考出展し、その後全国の百貨店や眼鏡専門店で販売を開始します。また、年間を通じて特定の催事ごとに10本のオーダーを目指し、全体で50本の販売を計画しています。

今後は、お客様からのフィードバックや市場の反応を基に、主要都市での常設店舗展開も視野に入れています。さらに、製造プロセスを効率化し、品質向上に努め、海外市場への展開も将来的に検討しています。

「本物の価値の再発見」

私たち佐々木セルロイドの理念は、「本物の価値の再発見」です。大量生産が主流の時代において、手間暇かけた職人の技や技術の価値が見過ごされがちです。しかし、私たちはそのような状況を打破し、本当に良いものを愛し、大切に使うことの重要性を訴えています。

今後も、100年以上の歴史をもつ職人の知恵や体験価値を融合させることで、眼鏡を「着用するもの」から「共に生きるパートナー」へと昇華させていく所存です。