AudiostockがISMS認証を取得
ストックミュージック業界で広く知られる「Audiostock」とその運営元である株式会社オーディオストックが、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際規格である「JIS Q 27001:2023」(ISO/IEC 27001:2022)認証を取得したことを発表しました。これは、同社の音楽クリエイターと顧客に対する情報セキュリティの取り組みを強化する重要なステップです。
ISMS認証取得の背景
オーディオストックは、クリエイターの持続可能な創作活動を支援することを企業の使命としており、ロイヤリティフリーのストックミュージックを提供する「Audiostock」を通じて、ミュージシャンや動画クリエイターの収益化に貢献しています。今回、ISMSの認証を取得した理由は、彼らが取り扱う顧客やクリエイターの個人情報の保護をより一層徹底するためです。
音楽作品の販売や配信に携わる同社は、機密性や効率性、そして有効性を確保するために、ISMSを導入しました。これにより、顧客とクリエイターは安心してサービスを利用できる環境を提供できることが期待されています。
認証の概要
ISMS認証は、第三者機関によって組織の運用状況が審査され、国際的な基準に適合しているかどうかが確認される仕組みです。オーディオストックは、以下の内容で認証を取得しました:
- - 認証基準:JIS Q 27001:2023 (ISO/IEC 27001:2022)
- - 登録範囲:音楽の使用ライセンスや作品の販売、配信を行うプラットフォームサービスの運営
- - 初回登録日:2025年2月26日
- - 認証登録番号:JP25/00000058
- - 審査機関:SGSジャパン株式会社
この認証の取得により、オーディオストックは情報セキュリティの確保に向けた取り組みを維持し、継続的に改善を図ることに注力します。
ISMSとは何か
ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)とは、情報資産を保護するための管理体制やプロセスを構築し、有効に運用するための枠組みです。認証を受けることで、企業は自社の情報セキュリティ対策が国際基準に準拠していることを示し、顧客や取引先に対して信頼性を高めることができます。
「Audiostock」のサービスについて
「Audiostock」は、音楽の使用ライセンスを売買できるプラットフォームで、音楽クリエイターが自身の制作物を登録し、使用権を販売することが可能です。顧客は特定の楽曲を単品購入したり、サブスクリプションサービスを利用したりすることで、商用コンテンツに音楽を組み込むことができます。対象としているのは映画、テレビ、YouTube、広告、SNS投稿動画、アプリ、ゲームなど、多岐にわたります。
詳しいプランやサービス内容については、公式サイトをご覧ください:
Audiostock
企業のビジョン
株式会社オーディオストックは、2007年に設立され、クリエイターを支援することを目的とした企業です。ストックミュージック市場はますます注目を集めており、2028年までに約20.3億ドルに達すると予測されています。この期待される成長を背景に、同社はテクノロジーを活用し、より多くのクリエイターが活躍できる環境を築くことを目指しています。