福岡で糖尿病を学ぶ
2025-09-09 13:42:26

福岡で開催された市民公開講座と没入型体験イベントが糖尿病を学ぶ場に

福岡で開催された市民公開講座と没入型体験イベント



2025年9月6日から7日にかけて、福岡市でバイエル薬品が主催する市民公開講座と没入体験イベントが行われました。今回のテーマは「糖尿病とその合併症の理解を促進する」であり、参加者約1800人が集まり、興味深い学びの場となりました。

糖尿病と健康への影響


日本では糖尿病が増加しており、実際に罹患する人は予備軍を含めると5、6人に1人という状況です。慢性的に高血糖が続くと合併症を引き起こすリスクが高まり、特に糖尿病関連腎臓病(CKD)は透析の原因の第一位とも言われています。この国の透析患者数は全国平均を上回っており、特に福岡県は注目される地域です。

糖尿病から腎機能が低下するまでには10〜20年の長い時間がかかりますが、自覚症状がほとんどないままで進行してしまうことがあるため、早期発見が重要です。これにより進行の抑制や健康的な日常生活を送る手助けとなります。

市民公開講座の内容


9月7日には、九州大学病院の坂本竜一先生による講演が行われ、糖尿病と腎臓の関係についての解説がありました。特に「血糖値」と「尿検査」が重要なキーワードで、これらを通じて早期の発見や治療の重要性が強調されました。

また、坂本先生と共に特別ゲストとして福岡出身のミュージシャン・俳優・監督の陣内孝則さんが参加し、先生の説明に対して質問を投げかけるなど、参加者にとって親しみやすいトークセッションが展開されました。

没入体験イベント「ジンゾリウム」


それと並行して、参加者は「ジンゾリウム」と呼ばれる没入型映像体験が行われ、参加者は直径6mの巨大ドームの中で腎臓の世界を旅するような感覚を楽しみました。この体験を通じて、腎臓の機能や糖尿病に関連した変化を視覚化し、大きな感動を得ることができました。

登壇者からのコメント


坂本先生は、「糖尿病になると腎機能が低下するリスクが高まり、透析治療が必要になることが多い。早期発見が鍵です」とした上で、定期的な検査を促しました。
一方、陣内さんは、「普段の生活で腎臓の健康を意識し、尿検査の重要性を再認識しました」とコメントし、体験が彼にとっても貴重な学びとなったことを伝えました。

まとめ


多くの参加者が集まり、糖尿病とその合併症について楽しく学ぶことができたこのイベント。バイエル薬品は今後もこのような取り組みを通じて、すべての人々が健康について考えるきっかけを提供していくことでしょう。これらの啓発活動は、視覚的・体験的に病気への理解を深めることを目指しており、未来の健康を守るために必要な取り組みです。

イベントの詳細


没入体験イベント


  • - 日時: 9月6日(土)11:00~18:00、7日(日)10:00~18:00
  • - 場所: ソラリアプラザ ゼファ
  • - 内容: 巨大犬型ドームでの映像上映、クイズスタンプラリー

市民公開講座


  • - 日時: 9月7日(日)11:00~12:00
  • - 場所: 西鉄ホール
  • - 内容: 専門医による講演とトークセッション

このイベントを通じて、健康への意識を高める良い機会となったことは間違いありません。バイエル薬品の継続的な取り組みに期待が寄せられます。


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