広島の美術館イベント
2025-04-11 17:24:28

広島市現代美術館が2025年度の目玉イベントを発表

広島市現代美術館が織り成す2025年度の新たな挑戦



広島市現代美術館は1989年に開館以来、現代美術を通じて被爆の歴史と平和のメッセージを発信してきました。そして2025年、広島は被爆80周年を迎えます。この重要な節目を記念して、さまざまな展覧会やプログラムが実施される予定です。

特別展の予定



最初に注目すべきは、2025年6月21日から9月15日まで開催される「被爆80周年記念記憶と物―モニュメント・ミュージアム・アーカイブ―」です。この展覧会では、戦争や原爆の記憶と美術との関係性が題材にされます。具体的には、戦中の銅像や戦後に再建されたモニュメントを見つめ、その記憶がどのように形成されていくのかを考察します。さらに、当館のコレクションも通じて、「ヒロシマ」と「過去」との対話を促す場を提供します。

次に、2025年9月27日から12月7日まで行われる「鷹野隆大 カスババ ―この日常を生きのびるために―」展があります。写真家の鷹野隆大がセクシュアリティと日常的な瞬間を捉えた作品を展覧し、震災後の影や日常をテーマにした新作も初公開されます。彼の創作の旅は、訪れる人々に新しい視点を提供することでしょう。

さらに、2026年にはエイドリアン・バーグ展が開催される予定で、20世紀後半のイギリス美術を代表する彼の作品が日本で初めてお披露目されます。風景画の再構築に挑んだバーグの世界観は、多くの人々に深い感動を与えることでしょう。

コレクション展について



2025年度は年3回のコレクション展も実施されます。広島市現代美術館の持つコレクションから選りすぐりの作品を紹介する「ハイライト」を中心に、土地としての広島やその被爆地としての歴史をテーマにした「広島/ヒロシマ」と二部構成で展開されます。特に、各展示においてゲストアーティストの特別出品も予定されており、来場者に新たな視点を提供します。

オープン・プログラムの導入



美術館は、誰もが楽しめる場所であることを目標に掲げ、オープン・プログラム「もかけん(もっとかわっていくための検討会議)」を定期的に開催しています。今年度は「からだ」をテーマに、美術と身体の関係を見つめ直し、参加者同士が交流しながら多様性を再認識できる機会を提供します。また、様々なワークショップも展開され、子どもから大人まで、多様な層が参加できる場を設ける予定です。

特別ワークショップやイベント



2025年5月3日から6日まで開催されるイベントでは、美術館の開館記念日を祝い、来場者に特別なプログラムを提案します。「美術館のかけら」をテーマにしたワークショップなど、多様な活動で参加者が体験できる機会が用意されています。

最後に



広島市現代美術館は、国内外のアーティストや来館者との交流を通じて、新たな価値を創造し続けています。2025年の特別な年に、多くの人々が美術館を訪れ、地域の歴史や文化、そして平和についての新しい視点を得ることを期待しています。ぜひこの機会にお立ち寄りください。


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