光とガラスの展覧会
2026-09-01 15:14:35

柿本ケンサク写真展『いつでもいま』光とガラスの饗宴

柿本ケンサク写真展『いつでもいま – ガラスに映す光』



2026年9月23日から10月4日まで、東京・代官山のgallery ON THE HILLで柿本ケンサクによる写真展『いつでもいま – ガラスに映す光』が開催されます。この展覧会では、多様な表現方法で知られる柿本が、新作『Hikari』シリーズを中心に、ガラス作家三嶋りつ惠とのコラボレーションによって、光と記憶の関係を探求します。

展覧会の概要と意義


本展は、時間と記憶をテーマにした柿本のさらなる表現を追求したものです。彼は2016年に初めて同じ場所で行った展示『TRANSLATOR』以来、静かに進化を続けています。2021年の『TRANSFORMATION』展では、より深い時間の流れや記憶の実験を試みましたが、今展では三嶋の透明なガラスを通して「光の記憶」を描き出すことで新たな表現に挑戦します。

光の二重性


柿本によれば、写真は光を固定し、ガラスは光を揺らします。この二つの異なるメディアが代官山のヒルサイドテラスで交じり合い、一つの記憶の場を創出します。点として定着した光が、ゆっくりと時間という線へと変わり、また新しい像を形成していく過程に訪れる者は立ち会うことになります。「固定」と「流動」、「定着」と「融解」といった対立する概念が、展覧会の中で響き合い、新たな対話を創り出すのです。

三嶋りつ惠のガラスの役割


三嶋りつ惠が制作したガラスは、柿本の作品において重要な役割を果たします。彼はガラスを光を描くためのレンズとして使い、その角度や位置を微妙に変えながら、通過する光を捉えています。こうした試みは、単なる風景の再現ではなく、光と偶然が織り成す詩的な表現へと昇華されます。

見逃せないトークイベント


また、展覧会期間中の10月3日には柿本と三嶋によるトークイベントが開催され、両者の「光」や「時間」に関する哲学を直接聞くことができます。参加費1,000円で、ワンドリンクが付属し、あらかじめ予約が必要です。トークイベントは60名限定なので、お早めの申し込みをお勧めします。

LUMIX BASE TOKYO展との連動


さらに、本展に合わせてLUMIX BASE TOKYOでも同時開催として柿本の作品展が行われます。こちらでは、異なる視点から彼の新たな表現を目にすることができ、日にちや場所を変えて楽しむことが可能です。

この展覧会は、光がどのように記憶に触れ、またどのように新たな像を形成するかを見つめることで、観る者に詩的な体験をもたらします。代官山のヒルサイドフォーラムで、新しい感覚の展覧会を体感してみてください。入場は無料ですので、ぜひお越しください。


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