映画レーベル「NOTHNG NEW」最新作『〇〇式』が全国公開
映画業界に新たな波紋を広げる、レーベル「NOTHNG NEW」の最新作『〇〇式』が7月4日より全国公開を開始しました。本作は、近藤亮太監督が手掛ける意欲作で、観客に新しい体験を提供することを目的としています。
特異な“儀式”体験を提供
『〇〇式』は、近藤監督が日本ホラー映画大賞を受賞した『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』の成功を経て発表された作品です。今回は、ジャンルを超えた“ポストホラー”という新たなアプローチで作られています。映画は単なる映像作品ではなく、観客が“参列者”として参加することで、独自の“式”体験を追求しているのです。監督は、「映画自体が“儀式”である」と語り、物語の中で観客を不穏な感覚へと引き込む技法を強調しています。
出演者たちの活躍
主演には九十九黄助と吉田ヤギが名を連ね、共同脚本にはZ世代の支持を受けるホラー作家・くるむあくむが参加しています。彼の発想が作品に注入されたことで、視覚だけでなく聴覚や空気の感触までが作品の一部として超えることが期待されています。舞台挨拶では、近藤監督もキャストの演技に期待を寄せ、共演者との深い絆について語っています。
満席の舞台挨拶
全国公開を記念して、7月5日にグランドシネマサンシャイン池袋で舞台挨拶が開催され、会場は満席となりました。登壇した近藤監督、九十九黄助、そしてゲストスピーカーのジャガモンド斉藤は、観客の拍手に迎えられながら本作の魅力を語りました。近藤監督は、全国各地での満席の報告に喜びを示し、九十九黄助も多くのお客さんを迎えられたことに安堵の表情を浮かべました。
観客の反響が好評
初日の東京での挨拶後、映画の先行公開が行われた下北沢K2では、連日観客で賑わい、なんと観客の中には2回以上鑑賞したファンも多く見られました。ジャガモンド斉藤も「何回観ても楽しめる作品になっています」と話し、会場は温かい雰囲気に包まれました。
監督のビジョンとキャストへの信頼
近藤監督は、前作とは異なり自然な雰囲気で作品を描くことに苦心したと振り返ります。特に、ビデオメッセージのシーンでは九十九黄助の対応力に感心したとのこと。彼の演技が作品全体の雰囲気を決定づけたと自信を見せています。また、主演の二人に関して「ニコニコしていて接しやすいが、実は何を考えているか分からない」との感想を述べ、役柄にピッタリだと絶賛しました。
フォトセッションに感動の一体感
舞台挨拶の最後には、観客とのフォトセッションが行われ、入場者特典として配布された「赤い封筒」を振りながら全員で一体感を感じました。温かな拍手に見送られながら、登壇者たちはステージを後にしました。
『〇〇式』の魅力やテーマが深まっていく中で、観客にどのような影響を与えるのか、今後の展開から目が離せません。新たな“式”体験の世界にダイブしてみてはいかがでしょうか。