YOSHIKIの新たな挑戦!日本産ワインプロジェクト
2023年5月30日、米カリフォルニア・ナパ・ヴァレーを拠点に世界中で高評価を得ている『Y by YOSHIKI』が、初の日本産ワインプロジェクトを発表しました。このプロジェクトは、北海道・余市に位置する「フィールドオブドリームスワイナリー」で、日本を代表するワイン醸造家・曽我貴彦氏とタッグを組んで進められます。
この日の調印式には、YOSHIKI自身が出席し、曽我氏、ワイナリーの井内由佳氏も参列。共同での提携が正式に結ばれ、特別なイベントの幕が開けました。調印式の後、YOSHIKIは自らの手でぶどうの苗を植え、プロジェクトの成功を願って鍬を入れる姿が印象的でした。
余市の魅力
今回のプロジェクトの舞台、北海道の余市は、冷涼な気候や昼夜の寒暖差、さらに水はけの良い火山性土壌が揃い、ぶどう栽培に非常に適しています。近年この地域ではピノ・ノワールの名産地としての評判が高まり、国内外のワイン愛好家から注目を集めています。余市は、革新的で高品質なワインが誕生する場所として、その存在感を増しています。
調印式後の記者会見にて、YOSHIKIは「カリフォルニアでの15年の経験を生かし、日本でもワインを作りたいという夢がありました。これを実現できることを光栄に思います。このプロジェクトを通じて、日本の文化や地域を美食で活性化させたい」と意気込む姿が印象的でした。また、日本の未来に対する貢献の意義についても触れ、「これがその第一歩です」と語りました。
地域創生と未来のビジョン
YOSHIKIは日本の地方創生や経済活性化に寄与することを目指しており、このプロジェクトはその象徴となるでしょう。“音楽と同様に、本物を追求する姿勢”を大切にし、日本産ワインを世界に発信する意欲を見せています。記者から「世界一のワインを目指したい」との言葉もあり、音楽やファッションといった他の分野での経験がどのようにワイン作りに影響を与えるのか、期待が高まります。
曽我貴彦氏とのコラボレーション
監修を務める曽我貴彦氏は「ドメーヌ・タカヒコ」を運営しており、そのワインは多くの評価を得てきました。彼のワインがデンマークの名店「noma」に採用されるなど、世界の舞台で日本ワインの魅力を広めた立役者の一人です。曽我氏の言葉によれば、「ワインは芸術そのもの。北海道・余市の自然を表現することで、高品質なワインを世界に送り出したい」と意気込みを語っています。
Y by YOSHIKIのこれまでの成果
ブランド『Y by YOSHIKI』は、2009年に設立されて以来、カリフォルニアの名門ワイナリーとのコラボレーションを通じて多くの高評価を受けてきました。国内外の一流ホテルやレストランで供され、つねに完売となる幻のワインとしてその名が知られ、シャンパーニュメゾン「POMMERY」とのコラボレーションも話題です。
YOSHIKI自身も音楽家やファッションアイコンとして多様な活動を行いながら、ワインという新たな挑戦に挑むその姿勢は、より多くのファンを魅了しています。日本への回帰と新たな表現方法への探求が織りなす新しい物語に、今後も目が離せません。
今後のYOSHIKIの日本ワインプロジェクトの成長と、その作品が世界にどのように受け入れられるのか、多くのファンが期待と情熱を寄せています。美味しい未来のワインの誕生を心待ちにしましょう。