渋谷に誕生する新たな文化スペース『CASSE(カッセ)』
2025年12月17日、渋谷にある高橋ビル1階に、日本初のカセットテープカフェ『CASSE(カッセ)』がオープンします。この店舗は、渋谷と下北沢にある人気レコードカフェ「RECOCO」の姉妹店として誕生し、アナログメディアの魅力を現代に再解釈した新たなカルチャー拠点となることを目指しています。
アナログの新たな楽しみ方
『CASSE』では、各席でカセットテープを聴くことができ、訪れる人々に特別な時間を提供します。カセットテープはその独自の音質と手触りにより、新たな魅力を再発見されつつあります。ストリーミング音楽が主流となった今、カセットテープというアナログメディアに触れることで、逆に懐かしさと新鮮さを体験できる空間を作り上げるのが特徴です。
入店時には入場料の支払いが必要で、その後は1人1台ずつ貸し出されるカセットテーププレーヤーとヘッドホンを使用し、自由に好きなテープを聴きながら、心地良いコーヒーを楽しむことができます。店内は厳選されたカセットテープが揃えられており、種類によって異なる音質を堪能することが可能です。
カセットテープの再評価と背景
近年、アナログレコードのブームに続き、カセットテープも若者を中心に再注目されています。その背景には、デジタル全盛の時代において「手触り」や「不便さ」が逆に新鮮に感じられるという現象があります。「聴く」という行為が音楽を所有することの楽しさを思い出させ、アナログ特有の没入感を生み出しているのです。
アメリカやイギリスでは既にカセットテープの販売が急増しており、イギリスでは10年間の連続増加を記録しています。日本も2023年に入ってからカセットテープの生産が増加傾向にあり、24年ぶりの成長を見せています。この流れに乗り、渋谷という文化の発信地でカセットテープ文化を新たに築くことを目指すのが『CASSE』です。
リノベーションされた居心地の良い空間
店舗は以前の物流倉庫をリノベーションしており、無骨なインテリアながら大きな窓から自然光が差し込む明るい空間を演出しています。ミニマルなデザインでまとめられ、カセットの持つアナログ感が際立つように工夫されています。また、厳選されたヴィンテージ家具を配置し、カセットテープと共にある時代を感じさせる独特な雰囲気を作り出しています。
オリジナルグッズの展開
『CASSE』では、ロゴをあしらったアパレルやトートバッグ、さらには音楽をテーマにしたオリジナルグッズも販売予定です。これにより、訪れる人々はカフェでの体験を通じて新たなカルチャーを感じることができるでしょう。
開店情報と特別イベント
グランドオープンに先立ち、12月15日と16日にメディア関係者向けの先行体験会が開催されます。興味がある方は事前申込が必要です。オープン後は多彩なイベントや体験が計画されており、訪れる度に新たな発見があることでしょう。
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店名:CASSE(カッセ)
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住所:東京都渋谷区渋谷3-2-13 高橋ビル1階
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アクセス:渋谷駅 徒歩6分
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グランドオープン:2025年12月17日
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営業時間:11:00~21:00
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公式HP:
casse.cafe
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Instagram:
casse.cafe
カセットテープの記憶と魅力を再体験できる『CASSE』は、渋谷で新たなカルチャーの場として注目されることでしょう。待望のオープンを心待ちにしましょう。