ゴールドウインが直営店160店舗でデータ活用を推進
株式会社ゴールドウインは、新たな成長戦略の一環として、国内の直営店160店舗にデータドリブンな運営を導入しました。これにより、顧客満足度の向上と販売拡大を目指しており、アウトドア・スポーツブランドを展開する同社のビジネスモデルに新たな息吹を吹き込んでいます。
データ活用基盤の構築
ゴールドウインは、データ活用プラットフォーム「MotionBoard」とデータ分析基盤「Dr.Sum」を導入し、既存の店舗運営にデータの活用を促進しています。これにより、顧客からのフィードバックの迅速な反映や店舗ごとの売上分析が可能となり、各店舗はリアルタイムでデータをもとにした意思決定を行える環境を整備しています。
背景
アウトドア・スポーツ用品の製造と販売を手掛けている同社にとって、直営店は顧客との接点であり、データ活用が求められています。しかし、従来のシステムでは新たなレポートのために開発を外注しなければならず、変化する市場に柔軟に対応できないという課題がありました。また、複数のツールが存在していたため、販売員が必要なデータを見つけるのに苦労することがありました。これらの課題を克服するために、データ活用のシステムを一元化する取り組みが始まりました。
データ活用の進化
導入されたMotionBoardは、従来の商圏分析において重要な役割を果たします。顧客の構成比やインバウンド需要、売上状況を地図機能を用いて視覚化し、店舗別の売上構成や進捗状況もリアルタイムで確認できるようになりました。また、販売員は前年対比や会員のランク変化を一目で把握できるため、業務の効率化が図られています。
導入効果
2024年5月から開発を開始し、8月にはダッシュボードを運用し始めました。現在、消化実績、販売実績、商圏分析、免税実績の4つのボードを用いて、国内全直営店の3年分のPOSデータが可視化されています。これにより、販売員は必要なデータにすぐにアクセスでき、日常業務にデータ活用をスムーズに取り入れられる環境が整いました。結果として、顧客への提案力の向上につながり、業務効率化も実現しました。
今後の展望
今後は、店舗間の比較機能や顧客の声を基にした分析、在庫、客層分析など、データの更なる活用が期待されています。この取り組みは、単に運営の効率化にとどまらず、売上の成長を促進し、顧客価値を最大化するための重要な革新となっています。特に、AI技術の導入により、自動化された日報や、より深いデータ分析が実現すれば、さらに高い成果が期待できるでしょう。
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ゴールドウインは、設立以来、アウトドア・スポーツ用品の分野で成長を続ける企業であり、その精神は「人を挑戦に導き、人と自然の可能性を広げる」というパーパスに表れています。今後もデータを武器に持続的な成長を目指し、革新を追求していく姿勢が注目されます。