安全靴業界の革新、HyperVシリーズが快適さと安全性を両立
転倒災害の増加が社会問題となっている中、日進ゴム株式会社による新しい安全靴シリーズが注目を集めています。この新しいシリーズは、独自に開発されたHyperVソールを搭載しており、安全性とともに快適性も考慮されています。実際、厚生労働省による「SAFE CONSORTIUM AWARD」では、労働災害防止に寄与したとしてブロンズ賞を受賞するなど、高い評価を得ています。
転倒災害の現状
近年、高齢化が進む社会において転倒による労働災害が増加しており、労働災害全体の約2割を占めています。特に、厚生労働省の調査によれば、転倒・転落による年間死者数は交通事故死を上回っています。この状況を反映するように、転倒防止が国民的な課題となっています。
独自のHyperVソール
日進ゴムが特許を取得したHyperVソールは、V字重層構造を採用しています。この構造は、地面との接地面から液体を効果的に排出し、安定性を保つことで滑りにくさを実現しています。また、スムーズな動摩擦への移行を可能にすることで、高い摩擦力を持続し、滑りやすい環境でも安心して作業ができます。
新設計のメリット
新開発のHyperVソールでは、接地面積が従来比で36%拡大されています。これにより、さらなる耐滑性能が実現され、長時間の作業でも疲れを感じにくくなる設計がなされています。また、ミッドソールとアウトソールの構造も最適化されており、極めて快適な履き心地を提供します。ユーザーの要望を反映し、耐久性も大幅に向上しました。
転倒防止と快適性の両立
特にワークユーザーから高い耐久性が求められており、HyperVシリーズはその要望に応えています。これにより、長期間の使用によるコストの低減も実現。その一方で、つま先やかかと部分まで補強が施され、壊れやすい個所を保護しているため、安心して仕事に励むことができます。
バリエーション豊富なモデル
新たにラインナップされたHyperVシリーズには、4つのモデルが登場します。それぞれ特定の業種に最適化されており、ユーザーのニーズに応じた選択が可能です。以下、各モデルの概要です:
- - HyperV #233:ベルトタイプ、静電気帯電防止機能搭載、ガソリンスタンドや工場向け。
- - HyperV #2500:紐タイプのA種規格。
- - HyperV #2600:メッシュ素材で通気性を重視したモデル。
- - HyperV #207:高フィット感を提供し金属加工業向け。
各モデルの小売希望価格も手頃で、8,000円(税別)〜7,500円(税別)と設定されています。
安全を求めるすべての方へ
新しいHyperVシリーズは、これまで使用したことのない方にもぜひ試していただきたい商品です。従来モデルを愛用している方にも、その進化した性能を体感していただきたいと考えています。発売予定は2025年6月13日で、多くのユーザーに新たな安全性と快適性を提供することを目指しています。