神戸市に新たなインターネットラジオ局が誕生
神戸市長田区に、待望の『ゆめのたね放送局神戸スタジオ』が2025年8月に開局する運びとなりました。このラジオ局は、インターネットを通じて多彩な番組を提供する「ゆめのたね放送局」の14番目のスタジオとして位置づけられています。オーナーを務めるのは、ポジティブハッピーランドの森崎のりまさ氏で、大阪市を拠点とする彼の指導の手で、新たなメディアの形を模索します。
古民家スタイルの新しいラジオ局
新しい神戸スタジオは、全国に13のスタジオが展開されている中で、初の古民家スタイルのラジオ局となります。1階と2階にイベントスペースを完備しており、地域の人々が集う交流の場としても機能します。このスタジオは、神戸市の補助金を受けてリノベーションされたもので、地域に密着した活動を行うことが条件でした。開放的な空間でありながら、ラジオ収録にも適した設備が整っています。
テーマは「ご縁・応援・貢献」
『ゆめのたね放送局』のコンセプトは、「ご縁・応援・貢献」。夢を持った人たちが集い、互いに支え合う環境を提供します。神戸スタジオでは、約60名の新しいパーソナリティがデビュー予定で、年齢や性別、肩書きを超えた個性が交錯する場となります。これにより、地域の活性化や文化の発信の一翼を担うことが期待されています。
初のクラウドファンディングでの資金調達
神戸スタジオの開局に際して、初めてのクラウドファンディングが行われ、目標金額260万円を集めることに成功しました。この資金は、スタジオの防音工事に使われ、開局に向けた大きな一歩となりました。支援者への感謝を込めて、7月5日にはスタジオのお披露目会が開催され、50名以上が参加しました。
地域との繋がりを重視
神戸スタジオはただの放送局に留まらず、地域の行事の開催やラジオ収録体験を通じた交流の場としての役割も果たしていく方針です。人々のつながりが薄れている現代において、心の交流を再生する場所となることを目指します。森崎氏は、このスタジオを通じて人々の心の繋がりを感じられる場所にしたいと語ります。
神戸市との連携
2026年度から始まる神戸市の「コベカツ」という取り組みへの参入も視野に入れています。公立中学校の部活動が市民に委託される中で、「ゆめのたねラジオ放送部」の設立を計画しており、中学生たちがラジオ番組の制作を行うことを通じて、自己表現力や自主性を育む機会を提供することに取り組みます。
開局パーティーとこれからの展望
正式な開局は8月予定で、開局パーティーは8月10日に三宮で開催されます。今後、神戸スタジオから発信される新しいコンテンツや地域のイベントなど、楽しみにしている人々は多いでしょう。ゆめのたね放送局神戸スタジオが、人々にとっての新しい出発点となることを願っています。