メトリックが贈る新たな音楽の世界
カナダの名門インディーロックバンド、Metric(メトリック)が、10枚目となるニューアルバム『Romanticize The Dive』をリリースしました。この新作には、これまでに発表された数々の注目シングルも収録されており、特にフロントウーマンのエミリー・ヘインズが歌う「Crush Forever」は“この世の強き女性たちに贈るラブレター”と称されています。さらに、アドレナリン中毒者のようなエッジの効いたトラック「Time Is A Bomb」や、バンドの初心を思い起こさせる曲「Victim Of Luck」など、豊かな楽曲群が展開されています。
アルバムの核心を成す「Tremolo」
アルバムの中でも特に印象的な曲が「Tremolo」です。この曲では、“もしも”という思考からの解放がテーマとなっており、人生の選択肢やコントロールできる範囲を受け入れることが歌われています。“運命は残酷だ”という力強いメッセージが込められ、ダンスフロアに似合わない滑りやすい思考への警鐘とも受け取れます。
ニューヨークでの再出発
新アルバム『Romanticize The Dive』は、Metricが出会った地ニューヨークで制作されました。彼らは再びエレクトリック・レディ・スタジオに戻り、過去に『Fantasies』や『Synthetica』をプロデュースしたギャヴィン・ブラウンとタッグを組み、プロデュース陣にはジミー・ショーとリアム・オニールが参加しました。この再会は、2000年代初頭の混沌とした音楽シーンからインスパイアを受け、現代の文化の文脈に落とし込む形で音楽を昇華しています。
メトリックとは?
メトリックは、エミリー・ヘインズ(ボーカル、キーボード)を中心に、ジミー・ショー(ギター、キーボード)、ジョシュア・ウィンステッド(ベース、キーボード)、ジュールズ・スコット・キー(ドラム)の4人からなるバンドです。彼らは20年以上にわたり、常に同じメンバーで活動を続け、カナダのオルタナティブ・ロックシーンにおいてアイコン的存在となっています。Pitchforkの評価によると、彼らはますます稀有な成功物語を築き上げてきたとのこと。
インディペンデントな挑戦
メトリックはメジャーレーベルからのオファーを断り、自主レーベルを設立。自分たちの楽曲とキャリアを主導権を握り、従来の枠を超えた芸術的挑戦を続けています。エミリーとジミーはともにブロークン・ソーシャル・シーンの初期メンバーでもあり、両者の創造性がエミネントな成功を収める要因となりました。
エミリー・ヘインズの背景
エミリー・ヘインズはニューデリー出身で、彼女の父は詩人、母は活動家という環境で育ちました。幼少期から芸術に囲まれた環境で育った彼女は、その後メトリックを結成し、多くのアーティストとのコラボレーションを通じて独自の音楽スタイルを確立しています。ルー・リードとの関係も広く知られ、彼らの楽曲には深い影響が見られます。
世界を巡るツアー
メトリックは、6月8日からブロークン・ソーシャル・シーンやスターズと共に欧米ツアーを開始します。これまでにも数多くのTV番組に出演し、広範囲な音楽活動を展開してきた彼らですが、今回は新たなアルバムを引っ提げてのライブパフォーマンスは特に注目です。今後の活動に期待が膨らみます。
リリース情報
新アルバム『Romanticize The Dive』は現在配信中です。詳しくは彼らの公式サイトやYouTubeチャンネルをご覧ください。音楽の新たなページを開くMetricの最新作をお見逃しなく!
メトリック公式サイト
トラックリスト:
1. Victim Of Luck
2. Wild Rut
3. Time Is A Bomb
4. Crush Forever
5. Tremolo
6. Moral Compass
7. As If You’re Here
8. Loyal
9. Antigravity
10. Clouds To Break
11. Leave You On A High
ミュージックビデオ: