沖縄発・次世代DTMクリエイターを発掘!
2025年10月5日、沖縄県立博物館・美術館講堂にて「第2回中高生DTM作曲コンテスト沖縄」の決勝大会が開催されました。主催のDTMオキナワと株式会社アカネクリエーションが共催し、多くの参加者による音楽の才能が披露されました。今回のコンテストは、未来のDTMクリエイターを発掘することを目的としており、沖縄本島、宮古島、石垣島在住の中高生から全78曲が応募されました。
DTM(デスクトップミュージック)とは?
DTMはデスクトップミュージックの略称で、コンピュータやスマートフォンを使用して音楽を制作する方法を指します。沖縄の音楽シーンにおける若手クリエイターの育成を目指して、DTMオキナワは活動を開始しました。ベテランミュージシャンと若手の創造性を融合させ、新しい音楽の可能性を探求しています。
コンテストの結果
応募作品は厳正な審査を経て、決勝大会で審査員とオーディエンスの投票により、以下の受賞者が決定されました。グランプリは、昭和薬科大学附属高等学校の1年生、米須悠真さんが「アレストコール」で受賞。準グランプリには八重山商工高等学校の2年生、増田大地さんの「低温動物」が輝き、沖縄環境保全研究所賞は普天間高校の赤嶺輝さんの「キャプチャ」と開邦高校の山川琉斗さんの「夕時雨」が選ばれました。特に優れた作品には審査員特別賞が授与され、古堅中学校の東恩納凪叶さんと首里高校の友利美結海さんが受賞しました。
さらに、オーディエンス賞は浦添工業高校の上原一汰さんが「DayTimeDream」で受賞しました。この日、玉城デニー沖縄県知事も会場に訪れ、高い関心を寄せていました。
賞品と副賞
グランプリ受賞者にはアマゾンギフトカード10万円分が贈呈され、他の受賞者にもギフトカードが用意されました。また、入賞者には沖縄の企業と連携した楽曲製作権利が副賞として進呈され、さまざまなメディアへの楽曲提供の機会が与えられます。
今後の展望
DTMオキナワは、沖縄の伝統的音楽に加えて、現代の音楽制作に必要なDTMスキルを持つ若手人材の育成を強化していく方針です。来年度以降もコンテストを開催し、DTM入門者向けのワークショップを充実させることで、沖縄の音楽シーンの発展を目指しています。
協賛と後援
このイベントは多くのスポンサーや後援団体によって支えられています。沖縄環境保全研究所や琉球銀行などの企業、さらに沖縄県などの後援を受けながら、地域の音楽文化の活性化に貢献しています。賛助いただいた皆様に感謝申し上げます。
【関連リンク】
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