BUCK-TICKの35周年を振り返るドキュメンタリー映画、公開予定
ロックバンドBUCK-TICKのデビュー35周年を記念し、2部作で展開されるドキュメンタリー映画『劇場版BUCK-TICK バクチク現象 - New World -』が、2025年2月に全国で公開される。最初の部は2月21日(金)、続けて2部目は2月28日(金)に上映される。
映画は、2021年末に行われた日本武道館の公演から撮影が始まり、BUCK-TICKの活動に密着した結果、約3000時間もの映像素材が集まった。これを元に、メンバーのレコーディングや打ち合わせ、ライブ、ツアーの模様、さらにはインタビューを交えた内容に仕上げられている。映画の監督は、以前のBUCK-TICKのドキュメンタリー映画や、DIR EN GREYや人間椅子などの作品も手がけた岩木勇一郎が務めている。
岩木監督は、ナレーションやテロップを用いず、リアルな空気感を捉える映画制作を得意としており、今回の作品でも工夫が凝らされている。撮影には、業務用デジタルビデオカメラのCANON XF605を主に用いるなど、様々なカメラを使い、BUCK-TICKのありのままの姿を映し出すために努めた。
映像に込められた細やかな思い
監督を務める岩木勇一郎は、クリエイティブカンパニー(株)スピードの代表でもあり、今回の映画制作にはApple Vision Proなどの新しい技術を積極的に活用している。これにより、現場の状況やメンバーの細かな表情を劇場での大画面と高音質で確認することが可能になり、編集の完成度が高められたという。
約3年の歳月をかけ、全体で約5時間の映像が完成したこの作品は、BUCK-TICKの音楽やパフォーマンス、そして彼らの日常を余すところなく伝えるものである。特に、彼らの活動を追い続けたことが映像に深い意味を与えている。
公開日と劇場情報
『劇場版BUCK-TICK バクチク現象 - New World - Ⅰ』は2025年2月21日(金)、続いて『劇場版BUCK-TICK バクチク現象 - New World - Ⅱ』は2月28日(金)に公開される。全国41館以上での上映が予定されており、各地の映画館での上映が待ち望まれている。
また、映画公開の前には、ムビチケの前売りチケットも販売される予定で、BUCK-TICKファンならずとも多くの人々が注目することが予想される。
BUCK-TICKの音楽と歴史
BUCK-TICKは1987年にデビュー以来、日本の音楽シーンで独自の地位を築いてきた。特に9月23日、24日に行われた35周年記念イベント「BUCK-TICK 2022