新作能「顕如」登壇
2025-02-05 13:27:28

武蔵野大学で新作能「顕如」の魅力を探る公開講座開催

2025年2月13日(木)、武蔵野大学の日本文学研究所が主催する公開講座「土岐善麿 新作能の世界」が開催されます。この講座では、日本の伝統的な能楽の新しい形として注目を集める新作能「顕如」の一部が上演され、観客にその深い魅力を届けます。

開催場所は、武蔵野大学の武蔵野キャンパスにある雪頂講堂。13:30からの開場、14:00からの開講です。本イベントは入場無料で、事前の申込も必要ありません。

講座の概要



本講座は3つの部分で構成され、まず第1部では新作能「顕如」を解説し、実際の演技を通じてその魅力を探ります。新作能「顕如」は、本願寺の顕如上人を題材にした作品で、激しい前半から浄土荘厳の後半へと変わる独特の演出が特徴です。

この第1部では、武蔵野大学の准教授である金子 健氏が講座の趣旨を説明し、岩城 賢太郎氏が「顕如」の解説を行います。また、人間国宝である山本 東次郎氏が間狂言を演じ、喜多流の佐々木 多門氏と友枝 真也氏が仕舞を披露します。

土岐善麿とその業績



第2部では、土岐善麿の作品や思想を深く掘り下げる対談と座談会が行われます。馬場 あき子氏と寺井 龍哉講師が「土岐善麿先生をめぐって」と題した対談を行い、その後、土岐善麿がいかに新作能を創作していったのかを議論します。土岐善麿は明治から昭和にかけて活躍した歌人であり、新作能の制作者としても名を馳せています。

土岐善麿の作品は、彼の情熱的な文学活動とともに、日本の文学界に多大な影響を与えました。特に、能楽の普及や発展に寄与したことは大いに評価されています。

新作能「顕如」の魅力



新作能「顕如」は、歴史的な背景を元にした作品であり、顕如上人が織田信長に抵抗したエピソードを描いています。前半は亡霊の激しい演技が展開され、後半には浄土の美しさと歓喜が広がります。特に、舞台の構成や演出には新鮮な驚きがあることでしょう。

講座に参加することで、参加者は新作能の奥深い世界を体感すると同時に、土岐善麿の業績を改めて考える良い機会となります。伝統文化をより身近に感じるこの講座は、大学の文学部や能楽のファンだけでなく、広く一般の方々にもおすすめです。

この特別な講座を通じて、新作能の魅力と土岐善麿の偉大な業績にふれることで、参加者の心に何か特別なものが残ることでしょう。ぜひ、この貴重な機会をお見逃しなく。


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