和田秀樹医師が語る高齢男性の健康とライフスタイル
毎週日曜日21時30分から放送されるTBSラジオの『嶌信彦 人生百景「志の人たち」』。この番組では、ジャーナリストの嶌信彦が、志をもって生きるさまざまなゲストに焦点を当て、その考え方や人生観について深く掘り下げていきます。特に注目すべきは、9月21日と28日の放送に登場する老年医学精神科医の和田秀樹さんです。
和田秀樹医師の経歴
和田教授は、大阪の公立小学校に入学後、父親の転勤の影響で東京都内や千葉県への転校を余儀なくされました。学生時代には文学に興味を持ち、遠藤周作の影響を受けて作家を夢見ていましたが、思い通りに書くことができず、いつしか深夜放送に目を向け、学業成績が下がる結果となりました。やがて映画の世界に興味を持ち、映画界でのデビューを果たしますが、最終的には現役で東京大学に入学し、医学部へ進学します。このような多様な経験が、彼の現在の専門家としての視野を広げることとなったのです。
男性ホルモンと高齢者のライフスタイル
番組の第二夜では、和田医師の奥様との出会いについて話を伺い、その流れで50代以降の男性ホルモンの存在や、高齢男性が抱える性的欲求と健康について深く掘り下げます。和田医師は、性的なことを否定的に捉えず、むしろ老年期の男性が心身ともに元気でいるための大切な要素として捉えています。いくつになっても活力を持った生活を送るためには、元気ホルモンと呼ばれるテストステロンの役割が重要であり、適切な生活習慣を守ることで健康を保つことができると強調します。
病気との付き合い方
さらに、和田医師は病気との巧みな付き合い方についてもお話しします。高齢者の多くは、慢性的な病気を抱えている場合が多いものの、これをネガティブに捉えるのではなく、自らのライフスタイルを見直し、心地よい生活リズムをつくることで質の高い生活を送ることができると主張しています。高齢者にとって、病気は避けられない現実ですが、上手に付き合うための方法は無数に存在します。
終了する番組に寄せて
この放送回は、他のゲストと同様に、志を持って人生を全うする和田秀樹医師の貴重な見解に直接触れる貴重な機会です。また、体調不良のため、嶌信彦さんに代わって彼の長女、嶌陽子さんが進行を務めます。残念ながら番組は9月28日をもって終了することが決まっており、最後の放送にぜひ耳を傾けてみてください。人生を豊かにする知恵が詰まった内容かもしれません。ぜひ、皆さんもお楽しみに!