86B210 30周年記念公演「T-W-O」開催
女性二人のダンスアバンギャルドデュオ、86B210が30年の歴史を歩んできたこの度、青山草月ホールにて特別記念公演「T-W-O」を開催することが決まりました。この公演は、彼女たちの活動初の地でもある青山草月ホールで行われるものであり、特別な意義を持ちます。
この公演の魅力は、前衛芸術の聖地とも称される草月ホールにおいて、86B210が30年間にわたって培ってきた創造性を存分に発揮できるところにあります。しかし、近年の多様性の名の下に理解されないものが排除される現象が見受けられます。芸術が息苦しさを感じさせる時代に、彼女たちは一つの風穴を開けようとの思いを込めて、この場を選びました。
公演は、コロナ禍において多くの人々が自らを見つめ直す時間を持ったことから着想を得ています。世界各地で戦争が起こる中で、好きなことをできる幸せを実感している彼女たち。もちろんその背後には感謝の気持ちがありつつも、芸術が如何に人間を豊かにするかを再認識し、30周年を迎えた今、より多くの人とその思いを共有したいと考えています。
86B210の歩み
86B210は、国内外を問わず活動する前衛舞踊デュオです。劇場やクラブ、ストリート、ギャラリーなど、多岐にわたる場所でその表現を楽しんできました。彼女たちの作品は、現代社会における問題や疑問をテーマにし、「人間らしさ」を追求する詩的な表現と即興による感覚的な実験劇場が特徴です。それは、2007年には「DANSER」(フランス)や「ballet tanz」(ドイツ)などにも評価されるほどのものとなりました。また、アートの交流を目的とし、Art Space 呼応の主催としても活動し、他のアーティストとのセッションや映像作品にも参加しています。
最近では、映画監督ティム・バートン氏の来日に際してパフォーマンスを行うなど、活動の幅を広げてきました。そして、最新の活動としてモノクローム写真の巨匠、Michael Kennaの被写体として彼の展覧会に展示されたことも注目に値します。
公演詳細
「T-W-O」(Through - World – Outside)は新作で、上演時間は約50分。映像作家、演奏者、振付師といった多様なクリエイターが集結したこの作品では、彼女たちの独自の感性が映し出されます。公演は2回行われる予定で、マチネとソワレでそれぞれチケットを販売します。チケット価格は前売り3800円、当日は4500円で、先着順での予約が可能です。
- - 公演日: 11月28日(金)
- - マチネ: 15:00開演(ドアオープン15:30)
- - ソワレ: 19:00開演(ドアオープン19:30)
会場は東京都港区赤坂にある青山草月ホール。東京メトロの青山一丁目駅から徒歩5分、赤坂見附駅からもアクセス可能です。
コンセプト
「T-W-O」は、映像作家とのコラボレーションにより誕生しました。松本大洋の作品やアコータクリストフの「悪童日記」などからインスパイアされた彼女たちは、「刹那的に生きる新たな王国」をテーマに、一筋の光を求める物語を描き出します。これにより、全ての人々が参加できる小さな王国が形成され、新たな価値観が創造されることでしょう。
この特別な公演を通じて、多くの観客が彼女たちの思いを共有し、それぞれの夢を抱くことで新たな視点を得ることを願っています。ぜひ、この機会を逃さずにお越しください。