富山大学の新たな挑戦、地域をつなぐ『トヤマ マーケット』
富山大学の学生サークル「富山大学マーケティング研究会」が、地域と密接に結びついたプロジェクト『トヤマ マーケット』を始動しました。このプロジェクトでは、カレッジTシャツと富山県に関連したオリジナルアイテムの企画から販売までが行われます。第一弾として、2025年の8月1日から9月7日の期間、くまざわ書店 富山マルート店でカレッジTシャツが販売されます。
お盆の帰省シーズンに合わせたこの販売は、学生や卒業生、そしてその家族をターゲットにしており、帰省中に足を運ぶ方々の期待を背負っています。また、8月23日と24日にはアピアショッピングセンターで開催される「アオイマルシェ」にも出店を計画しており、活動の幅を広げる意向です。さらに、富山大学の大学祭やオンラインショップでの展開も視野に入れています。
新たな文化を生み出す試み
カレッジTシャツの概念は、1920年代から30年代のアメリカの「アイビーリーグ」にさかのぼります。当時は学生やOBが愛校心を示すために着用し、大学ロゴやスポーツエンブレムをデザインしたTシャツが多くの場面で親しまれてきました。しかし、富山大学にはこのような文化が不足していることが現状です。
このプロジェクトでは、学生と卒業生が誇りを持って着られるデザインを提供し、地域の方々にも楽しんでいただけるようなアイテムを製作することで、富山大学と地域社会との一体感を醸成することを目指しています。
未来へのビジョン
『トヤマ・マーケット』は、今回のカレッジTシャツ販売を踏み台として、富山大学と地域社会の魅力を発信し続けることが目標です。物販に留まらず、様々なアクティビティを展開していくことが計画されています。
1.
地域とのコラボレーション
富山県内の企業や地域団体との連携を重視し、地域の文化や魅力を反映したコラボTシャツの制作を進める意向です。伝統工芸や地元企業のシンボルをデザインに取り入れ、地域イベントに基づいた限定商品を展開し、若い世代が地元を身近に感じられる機会を提供していきたいと考えています。
2.
商品展開の幅を広げる
Tシャツ以外にも、スウェット、パーカー、トートバッグ、ステーショナリーといった日常生活に密着したオリジナル商品が今後の展開に含まれています。これらを富山大学のオフィシャル商品として採用されるよう提案し、大学のブランド価値を引き上げていくことを目指します。
3.
全国展開の可能性
他大学や地域の学生団体とのネットワークを広げ、同様のプロジェクトを全国各地に広げていくことも視野に入れています。富山で育ったノウハウを活用し、「ご当地×学生」という新たなスタイルを提案し、地域の活性化につなげられるような取り組みを進めていきます。
4.
地域イベントとのコラボ
富山マラソンやホタルイカ祭り、立山黒部アルペンルートに連携し、観光客向けの記念Tシャツやポップアップショップを企画することで、訪問者に富山の魅力を伝える活動にも力を入れていきます。
学びの場の拡大
このプロジェクトは、学生にとってはマーケティング、商品企画、ブランディング、広報、販売のスキルを実践的に学べる貴重な機会でもあります。今後は、マーケティング研究会だけでなく、経済学部や芸術系の学生、地域づくりに興味を持つ学生とも協力し、バラエティに富んだ実習の場として成長を続けていきます。
このように、『トヤマ・マーケット』は単なるTシャツの販売にとどまらず、富山大学と地域社会をつなぐ架け橋として、学生と地域、富山の魅力を共に育んでいくプラットフォームとして成長を目指します。
販売情報
期間:2025年8月1日(金)〜9月7日(日)
場所:くまざわ書店 富山マルート店
イベント名:アオイマルシェ
日程:2025年8月23日(土)・24日(日)
場所:アピアショッピングセンター
富山大学大学祭「富大祭」への出店(10月25日・26日)や、公式サイトでのオンライン販売も予定しています。
公式サイトとSNS
この活動に関する問い合わせは、富山大学マーケティング研究会の代表である渡邉天太までお願いいたします(
[email protected])。
地域に根ざしたこのプロジェクトが成功を収め、新たな文化が築かれることに期待しています。