新音楽プロジェクトの立ち上げ
2023年11月19日、気鋭の作曲家・佐原洸の新作『Menuet』が小林有沙のピアノ演奏で音楽配信サービスよりリリースされる。この作品は、Web 3.0およびDAOを基盤にした共創イノベーションコミュニティ「DICT Music DAO Classics」によって生まれたもので、未来のクラシック音楽文化を目指すシステムの一部として制作された。 
 作品の背景と意義
本楽曲『Menuet』は、フランスのパリ国立高等音楽院を卒業し、主に電子音楽において活躍する作曲家、佐原洸による新たなクラシック音楽の試みである。   
「DICT Music DAO Classics」は、作曲家と演奏者のためのサンドボックス的なコミュニティであり、新しい音楽文化を創出することを目的としている。このプロジェクトは、作曲家たちの自律的なクリエイティブな発表をサポートするだけでなく、曲の演奏権をコミュニティに解放することで、アーティストたちの活動を促進しようとしている。 
 作曲家・佐原洸の音楽観
佐原洸は、作品に関して「内面的で繊細な音楽性を持つ三部形式の小品であり、穏やかでありながら内的緊張感を持った音響世界を形成している」とコメントしている。楽曲の構成は右手の旋律が中心で、声部を跨ぐフレーズも交えた多層的な書法で音楽を展開。音楽的要素の拡張として、ダイアトニックな音の空間と半音階的要素を巧みに融合させており、聴く者に高揚感を与える力強さを持っている。
 有力な演奏者・小林有沙
ピアノの演奏を担当するのは国際コンクールでの実績を持つ小林有沙。彼女は昭和音楽大学で後進の指導を行いもっとも得意とする演奏スタイルでこの作品に臨む。レコーディングでは、美しい音色と幅広い表現力を駆使し、リスナーに深い感動を届けることを目指した。 
 アートワークを飾る人気イラストレーターCYON
さて、CDジャケットのアートワークを手掛けるのは、人気イラストレーターのCYON。彼女はコピックアワード2021準グランプリをはじめとする多くの受賞歴があり、音楽のイメージを元にした独自のビジュアルを提供。アートワークは、音楽と視覚の融合を一層際立たせるもので、新たな刺激を提供する。 
 開催予定のイベント
さらに、11月18日には『Prelude〜Water Lily』という作品が世界初演される創設記念演奏会が予定されている。この演奏会では新作多数の初披露が行われ、そこには『Menuet』も含まれる。チケットはすでに販売中で、生の演奏を体感する絶好の機会だ。  
 最後に
この新しい音楽プロジェクトは、聴衆に多彩な音楽体験を提供するものであり、その第一歩となる『Menuet』のリリースを多くの人々が楽しみにしている。音楽の新たな形、そして新しいクラシック音楽文化の芽生えを感じられる瞬間がやってくる。ぜひともこの機会をお見逃しなく!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
