ヒュンメルが手話シャツを発表し聴覚障がい者支援を実施
デンマークのスポーツブランド、ヒュンメルが日本のJリーグチーム、ツエーゲン金沢と手を組み、聴覚障がい者支援に向けた特別な手話シャツを発表しました。このシャツは、11月16日に行われる栃木SCとの試合中に選手たちが着用し、ふれあいの場を広げるための重要なアイテムとなるでしょう。そして、シャツの予約受付は、9月25日までツエーゲン金沢の公式オンラインストアで行われています。
このプロジェクトは、ヒュンメルのビジョン「スポーツを通して世界を変える」という信念に基づいており、「Change the World Through Sport」という理念を掲げています。ヒュンメルはこれまで、ハンドボール日本代表やガンバ大阪、名古屋ダイヤモンドドルフィンズなどと協力し、様々なチャリティー活動を行ってきました。今回の手話シャツも、その流れの一部であり、地域社会に対する深い思いが込められています。
ツエーゲン金沢もまた地域に根ざしたクラブであり、石川県を「誰もが共に暮らし続けられるまち」にするための活動に注力しています。クラブは、ブラインドサッカーチーム「ツエーゲン金沢BFC」を立ち上げたほか、視覚障がい者のサッカー観戦を楽しむための「Future Challenge Project」を2021年から実施してきました。さらに、地域課題の解決に寄与するために自治体やパートナー企業と協力しており、今回の手話シャツプロジェクトもその一環として位置づけられています。
手話シャツのデザインは、聴覚障がい者がスポーツにおいてどのように情報を受け取るかを反映。音に頼らなくてもわかるよう、審判が使用する旗をモチーフにし、「心の旗を振ろう」というテーマを掲げています。胸部には「ZWEIGEN」が指文字と英字で表現され、背面上部にはクラブの理念「挑戦を、この街の伝統に。」のロゴが配置されています。その他にも、右袖には「KANAZAWA」の指文字、左袖にはZWEIGEN SDGsロゴ、背面裾にはヒュンメルの「やってみよう」というメッセージが手話で表現されています。
手話シャツは、予約受付が9月25日までで、11月中旬には発送される予定です。価格は8,800円(税込)でサイズはユニセックスのSからXO4まで用意されています。さらに、11月16日の試合後には、選手が着用したシャツのオークションも予定されており、売上の一部を聴覚障がい者支援に寄付する取り組みが行われます。
ツエーゲン金沢は、金沢市を拠点にするJ2リーグのサッカーチームで、地域密着型の活動に強い意欲を持っています。また、ヒュンメルは世界初のスタッド付きのフットボールブーツを開発した歴史を持つブランドであり、100年の歴史を経て今なお新しい挑戦を続けています。今回の手話シャツプロジェクトは、地域への思いやスポーツの力を通じて、より良い社会を築く一助となることが期待されます。
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