17年の時を越えた歌代隼人の「伸び代」
北海道・札幌市を拠点に活動するシンガーソングライター、歌代隼人(HAYATO UTASHIRO)が、2026年2月11日に自身の3rdシングル『伸び代』を配信リリースしました。本楽曲は、彼の人生を色濃く反映し、特に建設現場での体験が色づけされた一曲です。歌代は、一級建築士でありながら、泥にまみれた肉体労働者としての誇りを持つ「ブルーカラーソウル」を歌い上げます。
運命を変えた出会いの夜
2009年に歌代は若きバンドメンバーとしての生活に終止符を打ち、トランペットを携えてヒッチハイクの旅に出ました。その旅の中で出会ったのは、当時無名だった若手芸人。道頓堀の橋の下でエコーを共有し合った二人は、別れ際に歌代がトランペットを吹き鳴らす特別な瞬間を持ちました。17年の時が経ち、芸人からの呼びかけを受けて、歌代は『伸び代』をアンサーソングとして制作しました。
さらに、この楽曲のインストゥルメンタル音源を芸人に託し、彼のクリエイティブな自由をリスペクトする姿勢を示しています。彼らのちょっとしたジャムセッションは、今もなお新しい形で続いているのです。
「現場」での成長と誇り
『伸び代』が制作されたのは、歌代が12年前に働いていた建設現場で再び足を踏み入れる運命的なタイミングでした。かつてニッカポッカ姿で泥に埋もれていた彼が、一級建築士として現場を管理する今、その成長を心から噛み締めています。28歳から始めたギターで彼が奏でるソロは、まさに自身の「伸び代」を体現するものとなっています。
心の葛藤と音楽への情熱
コロナ禍の夏、歌代は建設現場で作業に追われていましたが、耳元のイヤフォンからは2022年の夏フェスの音が流れていました。他のアーティストたちが輝く姿を画面越しに見つめながら、彼は悔しさを感じたと語ります。この悔しさは、単なる嫉妬ではなく、自身の表現に蓋をしていたことへの憤りでした。そんな彼は、ついに自らの悔しさを『伸び代』という言葉で肯定しました。
音楽の核心を探求
歌代の音楽における核は、手稲のLive Bar JIVEで受けた教えによって形成されました。重い資材を運び続けてきた経験が、彼の音楽に独自のリズムとグルーヴを与えています。更に、多くのアーティストたちとの交流の中で培った感受性が、歌代隼人の「ブルーカラーソウル」を誕生させました。
アートワークへのこだわり
『伸び代』のジャケットアートは、DIY精神を表現しており、ニッカポッカとアコースティックギターの融合が見られます。自身のアイデンティティを映し出した作品は、過去の苦い経験を再現しています。建設業と音楽を両立させることで、自身の人生を「DIY」する姿勢が現れているのです。
信念を胸に
歌代は、週6日の工事現場で音楽が凍りつくような時間を過ごしていましたが、挫折を乗り越え、再び音楽に熱を注ぐ決意をしています。過去の自分と向き合い、進むべき道を見つけた彼の意気込みは、多くの人々に勇気を与えるでしょう。『伸び代』は、そんな彼の思いが込められた楽曲として、ぜひ一度聴いてほしい作品です。
配信情報
- - アーティスト名:歌代隼人
- - タイトル:伸び代
- - 配信開始日:2026年2月11日(水)
- - ジャンル:SOUL / R&B
- - レーベル:Japaneez Art Records
- - 各種配信サービス: こちらから (詳細はリンクを確認)
アーティストプロフィール
歌代隼人は1984年生まれ、群馬県出身。多摩美術大学彫刻学科を卒業し、『歌代想建』の代表を務めています。音楽と建設業に従事し、肉体労働者の誇りを取り戻すための「ブルーカラーソウル」を提唱しています。彼の挑戦は、詩的であり、力強いエネルギーを与えてくれることでしょう。