IMCJ新体制発表
2025-07-01 14:17:11

Independent Music Coalition Japanが新たな理事体制を発表し、未来に向けた取り組みを強化

一般社団法人Independent Music Coalition Japan(IMCJ)は、6月25日に開催された定時社員総会において、新たな理事の選任を発表しました。新たに就任した理事には、音楽業界の多様なバックグラウンドを持つ専門家が揃い、より実効性の高いガバナンス体制の構築に向けた一歩を踏み出しました。理事長には山下雄史氏が就任し、副理事長には熊部太郎氏が任命されました。常務理事には浅川真次氏と伊藤博之氏が名を連ねるなど、強力な体制が整いました。理事と監事にはそれぞれ新任の方々が加わり、特に監事には近藤正司氏が新たに資財務運営の透明性を確保する役割を担います。

IMCJは、インディペンデント音楽事業者に対して国際的な知見とネットワークを提供することを目的としています。これにより、独立系アーティストが音楽市場において持続可能な成長を見込める環境を作り出すことを目指しています。また、デジタル環境の進化に適応すべく、国際的なネットワークの拡充にも注力していくとしています。この新体制により、IMCJは音楽業界における実践的かつ効果的な取り組みを進める運びとなります。

会長の大石征裕氏は、これまでの執行部の成果を振り返りながら、特に海外市場へのアプローチの重要性を強調しました。昨年、日本国内市場が物理媒体の生産数で前年比93%と微減した一方で、デジタル配信が前年比106%と成長を見せていることから、今年は海外特にアジア太平洋地域(APAC)への更なる進出が求められています。この流れに乗り、IMCJは様々な交流イベントやセミナーを通じて国際的な視野を広げていく考えです。

IMCJの設立は2017年に遡りますが、その目的はインディペンデントレコード事業者の国際的な発展を支援することにあります。現在、49社の正会員、7社のディストリビューター会員、7社の賛助会員が加盟しており、持続可能な音楽産業の構築に努めています。また、IMCJは世界のインディペンデント音楽業界のネットワーク、WINの会員団体としても活動しており、国際的な展望を持ちつつ日本の音楽文化のさらなる発展に寄与しています。

IMCJの新体制は、音楽事業者が直面する課題に柔軟かつ効果的に対応していく意義深いステップであり、今後の活動に期待が寄せられています。IMCJは、国際的な知見とリソースを活用して、音楽業界の発展に貢献しつつ、会員企業が持続可能な成長を遂げるための支援を今後も続けていく意向です。引き続き、IMCJへのご理解と支持をお願い申し上げます。


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