海と笑いのコンテスト
2025-12-18 15:34:50

高校生たちが海の大切さを笑いで伝えた「うみ落語コンテスト」

高校生たちが海の大切さを笑いで伝えた「うみ落語コンテスト」



2025年12月14日、東京都渋谷区にある渋谷ソラスタコンファレンスで行われた「高校生うみ落語コンテスト」。このイベントは、一般社団法人うみ落語協会が主催し、日本の伝統文化である落語と環境問題への理解を深めるためのプログラムです。今回のコンテストは、「海の落語プロジェクト」の一環として、次世代の海洋環境意識の向上を図ることを目的としていました。

コンテストの概要



コンテストには、高校生たちが約半年間の努力の成果を披露しました。「高校生落語プログラム」として、5人の落語高校生が海をテーマにした落語を、そして5人の海洋高校生が研究プレゼンテーションを行う形式です。参加した高校生たちは、プロの落語家や環境科学者に指導を受けながら、海の問題を楽しく笑いに変えて発表しました。

海落語の披露



落語高校生たちは、「海ごみ」や「海水温上昇」、「海洋生物」など、さまざまなテーマで海落語を披露。プロの落語家による個別の指導を通じて、彼らは自分たちのユーモアや発想を取り入れた作品を作り上げました。観客は終始笑顔を絶やさず、時には拍手喝采が巻き起こるほどの盛況でした。落語を通じて、参加者たちは海洋問題への理解を深める貴重な体験を得ました。

研究プレゼンテーション



次に、海洋高校生たちは、同じテーマで自身の研究成果を発表しました。観客を巻き込むアクティブラーニングの手法が多く取り入れられ、観客への問いかけやクイズが行われました。これにより、参加者たちは楽しく学びながら、深刻な海洋問題に対する理解を深めていきました。多くの観客が真剣な表情でうなずき、自らの責任として海洋問題を考えるきっかけを持ちました。

表彰



審査員による厳正な審査が行われ、発表内容に基づき「表現力」「おもしろさ」「研究の深度」「発想力」といった視点から評価されました。その結果、最優秀賞を受賞したのは、立川かしめチームの栗木家海者(傍示冬馬)さんと河合優佳さんです。彼らは「マイクロプラスチックと海洋生物」をテーマにした海落語とプレゼンテーションを披露し、見事に観客と審査員に感銘を与えました。受賞に対する喜びと今後への意欲を語った二人は、環境問題について考える良い機会となったことを強調しました。

参加者の声



会場には、一般の観覧者も参加し、その中には子ども連れの親も多くいました。「高校生の頑張りに感動した」や「楽しいだけでなく学びもあり、子どもが落語の真似をするほどだった」といった声が寄せられ、参加者たちは貴重な体験を通じて多くのことを学びました。

今後の展望



一般社団法人うみ落語協会は、このような取り組みを通じて、次世代への環境意識の芽生えを目指しています。海洋問題を理解するためには、非常に困難だと思われがちな内容を、笑いを通じてわかりやすく伝えることが必要です。この「うみ落語コンテスト」は、まさにその橋渡し役として、今後も多くのイベントを展開していくことが期待されます。私たちも、この活動を応援していきたいと思います。

このコンテストは、ただの落語イベントではなく、社会問題でもある環境問題を楽しく考える機会を提供しました。今後の具現化が楽しみです。


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