体験を通じて学ぶ持続可能な酪農ボードゲーム「グラスマネーストーリー」

体験型ボードゲームで学ぶ持続可能な酪農の重要性

2025年7月、北海道から新しいタイプのボードゲーム「グラスマネーストーリー」が登場します。このゲームは、放牧のリアルを体験しながら、持続可能な酪農の意義を学ぶことを目的として開発されました。ゲームの提供元であるファームエイジ株式会社は、40年以上にわたり放牧酪農の普及に貢献してきた企業であり、その厳しい農業環境の中での知見を元に、本作を開発しました。

日本の酪農が抱える課題とは

昨今、日本の酪農業界は物価高騰や後継者不足、気候変動の影響など、多くの課題に直面しています。これらの問題に対処するためには、持続可能な方法で牛を育てることが必要不可欠です。このゲームでは、プレイヤーが実際に酪農家となり、放牧の計画を立てる中で、草地や飼育の管理、経営のバランスなど、多岐にわたる意思決定を行います。

「グラスマネーストーリー」は、楽しむ中で自然と経営の実態や放牧の意義が身につくように設計されています。ゲーム内での経験を通じて、プレイヤーは持続可能な農業についての視野を深めることができるのです。

幅広い活用シーン

本ゲームは学校教育や地域活動、家庭のレクリエーションなど、多様な場面での使用が期待されています。農業高校や大学での教育活動に加えて、都市部の学校で行う環境教育、さらには企業のCSR活動やチームビルディングの一環としても活用されることでしょう。また、ご家庭での自由研究教材としても適しています。シンプルなルールとリアリティのある内容は、幅広い世代が楽しく学べる新感覚の体験を提供してくれます。

3校限定の無償提供

さらに、ファームエイジは、農業高校など教育機関を対象に、3校限定で「グラスマネーストーリー」を無償で提供する特別企画を実施します。申し込みは2025年7月1日から30日まで受け付けており、希望する教育機関は公式ウェブサイトを参照してください。この機会を通じて、将来の農業を支える人材育成に寄与すべく、積極的な取り組みを行います。

開発の背景

「グラスマネーストーリー」の企画は、放牧普及に関する40年の知識と経験が活かされています。全国各地の放牧に関する情報や、酪農家との対話を通じて、「放牧を知らない人にもその良さを伝えたい」という想いが込められています。

商品情報

商品名は「グラスマネーストーリー（Grass Money Story）」といい、2025年7月に発売予定です。プレイ人数は2～3名で、プレイ時間は約40～60分。対象年齢は小学校高学年以上とし、価格は税込7,700円です。公式オンラインショップでは、先行販売が行われる予定です。

詳細な情報やお問い合せについては、ファームエイジ株式会社の公式ウェブサイトをご覧ください。農業の未来を一緒に考え、楽しむ時間を共有してみませんか？