ラフマニノフに挑む
2025-05-12 11:56:41

米津真浩、ラフマニノフの深淵に挑むピアノリサイタル

2025年8月16日(土)、東京・銀座に位置する王子ホールにて、「米津真浩 ピアノリサイタル2025」が行われます。この公演では、ロシアの大作曲家セルゲイ・ラフマニノフが残した名作、ピアノ・ソナタ第1番と第2番(1931年改訂版)を一晩で演奏するという、技巧的かつ精神的な挑戦が待ち受けています。

ラフマニノフの2つのソナタは、演奏者に求められる集中力やスキルが突出しており、「超絶技巧」とも称される難易度の高い作品です。特にピアノ・ソナタ第1番は、作曲者が「ファウスト伝説」を題材に壮大な物語を描いています。曲は40分におよび、緊迫感と劇的さで聴衆の心をつかみにかかります。この作品は、高度な演奏技術と深い音楽理解を必要とし、多くのピアニストにとって最も難しい楽曲のひとつとされています。

対照的に第2番は、ラフマニノフの創作活動の円熟期に書かれた作品であり、情熱的なメロディと緻密な音楽設計が特徴的です。1931年の改訂版では作品の冗長な部分が減り、音楽の美しさが一層際立つ形に整えられています。これらの名曲を一晩で演奏する公演は国内外でも珍しく、奏者にとっても大きな試練です。

このリサイタルに挑むのは、実力派ピアニストの米津真浩です。彼は東京音楽大学を卒業し、国内外のコンクールで複数の賞を受賞し、名だたるオーケストラとの共演を通じて自身の技術を磨いてきました。米津の音楽に対する深い洞察と、作曲家の意図を現代に伝える取り組みにより、多くの聴衆に感動を与えてきました。また、彼は最近では教育活動やメディア出演を通じてクラシック音楽の普及活動にも力を入れています。

米津にとってラフマニノフは非常に親しい作曲家であり、彼はこれまでにもピアノ協奏曲第2番と第3番を1公演で演奏するなど、その魅力を伝えてきました。今回の2大ソナタを通じて、米津は技巧を超えた精神性を引き出し、音楽が持つ詩的な側面や内面的ドラマを掘り下げることでしょう。彼の演奏は、聴衆にとって非常に濃密で深い音楽体験を提供することが期待されます。

会場に選ばれた王子ホールは、クラシック音楽専用のホールとして、ピアノの繊細な音色を最も良い音響で響かせることができる場所です。この特別な夏の一夜には、熱い情熱と静寂が交錯する音楽の世界が広がっていくことでしょう。チケットはteketにて販売中。この素晴らしい機会を見逃さないようにしてください。

公演概要


  • - 公演名:米津真浩 ピアノリサイタル 2025
  • - 日時:2025年8月16日(土)19:00開演(18:15開場)
  • - 会場:王子ホール(東京都中央区銀座4-7-5)
  • - 出演:米津真浩(ピアノ)
  • - 演奏予定曲目
- セルゲイ・ラフマニノフ:
- ピアノ・ソナタ第1番 ニ短調 作品28
- ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 作品36(1931年改訂版)

曲目は変更となる場合がございますので、予めご了承ください。

  • - チケット料金:全席指定 5,500円(税込)
  • - 発売開始日:2025年5月10日(土)13:00~
  • - チケット取扱:teket(テケト)こちらから
  • - 主催:Avant
  • - 企画・制作:株式会社タクティカート
  • - お問合せ:株式会社タクティカート(メール:[email protected] / TEL:03-5579-6704)


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