団塚唯我監督の新作映画『遠くへいきたいわ』が緊急公開
2023年11月22日、緊急公開される『遠くへいきたいわ』は、若手映画監督の団塚唯我の注目作品です。この映画は特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)の文化庁委託事業である『ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2021』にて制作されました。今回の上映は、団塚監督が手がけた新しいビジュアルが加わり、さらに興味を引く内容となっています。
『遠くへいきたいわ』は、団塚監督にとって長編デビュー作であり、彼が制作した短編映画『見はらし世代』に続く作品です。『見はらし世代』は、団塚監督が制作プロダクション・シグロと協力して完成させたもので、カンヌ国際映画祭の監督週間に最年少で選出され、またサン・セバスティアン国際映画祭など数々の映画祭にも出品されています。このように、団塚監督は国内外で大きな注目を浴びており、その原点となる『遠くへいきたいわ』をスクリーンで観る貴重な機会を提供します。
上映はユーロスペースにて、11月22日から28日までの期間で行われます。 期間中のスケジュールは以下の通りです。
- - 22日(土)17:40〜
- - 23日(日)
- - 24日(月祝)16:55〜
- - 25日(火)から28日(金)19:00〜
料金は、すべて均一で1,000円となっており、前回上映の『見はらし世代』の半券を提示すれば900円で入場可能です。入場者には先着でオリジナルステッカーのプレゼントも実施されるため、早めの来場をおすすめします。
映画のストーリー
『遠くへいきたいわ』のプロットは、39歳の竹内と21歳の紗良の間に生まれる心の交錯を描いています。竹内はアルバイトの面接に訪れるが、その姿を見た紗良は強い動揺を覚えます。彼女は同僚の悠人から、竹内が道の真ん中で目を閉じて立っている姿を目撃したと告げられ、怒りの心情を抱えます。この予期せぬ感情の波に、彼らの関係はどう変わっていくのか、互いに亡くした母の面影を見出す二人の逃避行を通じて描かれます。
監督とキャスト
監督である団塚唯我は、自ら脚本も手掛け、映画作りに対する強い情熱を示しています。出演陣には、若手俳優の野内まるや河井青葉、藤江琢磨、津田寛治、金澤卓哉といった多彩なキャストが名を連ね、相互に深化する人間ドラマを演じます。
この映画の音楽は寺西涼が担当し、映像美とともに観客を物語の世界へ誘います。『遠くへいきたいわ』は、団塚監督の才能が結実した作品と言えるでしょう。
観るもの全てに強いメッセージが込められており、心に響く作品になること間違いありません。ぜひこの機会に、団塚監督の新作を観に足を運んでみてはいかがでしょうか。観る価値のある一作です。