バルカン室内管弦楽団と大黒摩季が贈る映画音楽の夕べ
2025年5月、日本の音楽界に新たな試みが登場します。バルカン室内管弦楽団が、映画音楽コンサート『シネマクラシックwithバルカン室内管弦楽団』を開催することが決定しました。今回のコンサートには、著名なシンガーソングライター大黒摩季がゲストとして参加し、盛り上げる予定です。これは、映画音楽に特化したコンサートとしては初めてのイベントであり、音楽の魅力を多角的に体感できる貴重な機会となるでしょう。
コンサートの概要
このコンサートは、5月22日(木)19:00から大田区民ホールアプリコにて開催されます。指揮は、バルカン室内管弦楽団の音楽監督を務める栁澤寿男が担当し、ピアニストには吉村美華子が名を連ねています。バルカン室内管弦楽団は、さまざまな国から集まった壮大なオーケストラで構成されており、そのハーモニーがどのように映画の名曲と融合するのかが見どころです。
演奏される楽曲は、映画ファンにはおなじみの名曲がズラリと揃います。1939年の名作『風と共に去りぬ』の「タラのテーマ」をはじめ、1962年の『アラビアのロレンス』や1964年の『マイ・フェア・レディ』など、往年の名作から多くの曲が披露されます。また、1988年の『ニュー・シネマ・パラダイス』や1985年の『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の楽曲も聴けるとのことで、映画音楽の幅広さが感じられる内容です。
更には、ジョン・ウィリアムズ作曲の「E.T.」や「スターウォーズ」のテーマ、坂本龍一による『戦場のメリークリスマス』、久石譲の『魔女の宅急便』の楽曲も演奏される予定です。特に注目したいのは、大黒摩季が歌い上げる『美女と野獣』や『タイタニック』のテーマで、彼女自身の楽曲「ららら」もオーケストラと共に楽しめる貴重な体験が期待されます。
バルカン室内管弦楽団の背景
バルカン室内管弦楽団は、2007年に日本人指揮者の栁澤寿男により設立されました。バルカン半島の民族共栄を願い、これまでに多くの国とのコラボレーションを行ってきました。特に、旧ユーゴスラビアの各国メンバーで構成されており、民族間の音楽的な架け橋としての役割も果たしています。コンサートのテーマである「平和」も、この楽団の特徴の一つです。
栁澤寿男の思い
栁澤指揮者は、「クラシック音楽は敷居が高く感じられる」との思いから、映画音楽という親しみやすいジャンルを選んだと語っています。映画という普遍的なテーマを通じて、観客に新たな音楽体験を提供したいという想いが感じられます。特に大黒摩季との初のコラボレーションでは、どのような化学反応が生まれるのか、会場が一体となる瞬間が楽しみです。
まとめ
バルカン室内管弦楽団による映画音楽の夜は、間違いなく音楽ファンにとって特別な体験となるでしょう。皆様のご参加を心よりお待ちしています。チケットは、事前に予約が可能ですので、早めにチェックしてください。ぜひこの機会をお見逃しなく!